【ランウェイで笑って】最終回打ち切り？結婚相手はどっち？著者インタビューネタバレ

2024年3月1日

2017～2021年の間、週刊少年マガジン（講談社）で連載されていた「ランウェイで笑って」。
2020年にはアニメ化もされ、SNSの広告などでみたことがある人も多いのでは？

2021年8月に最終巻が発売され、全22巻で完結したこの作品。
この最終回がちょっと読者に謎を残しており、話題となりました。

今回は、その「ランウェイで笑って」の最終回についてまとめていきます！

（※ネタバレを含みますので、結末を知りたくない人はご注意ください！）

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【ランウェイで笑って】最終回ネタバレ

2021年の東京コレクションでミルネージュを失って調子を崩した千雪のためにショーを作り上げた育人。
そのおかげもあり、千雪は『パリに行きたい』という気持ちと『笑顔』を取り戻しました。

それから10年後、ファッション誌Mode de Modeで「EGAO10年の歩み」という特集が組まれます。

2021年の東京コレクションのあと、北谷つとむ監督作品『Smail at the Runway』で衣装を担当。
2022年にニューヨークファッションウィークに初出展、「GLS Designer Award」大賞受賞、ヤングクリエイター賞受賞し、初の直営店をオープン。
2023年にはミラノファッションウィークに初出展、国外にも店舗をオープン、メンズラインもスタート。
大手ブランドや企業ともコラボを果たし、雑誌「Ocelot」の巻頭企画として取り上げられるなど世界的にも注目されるブランドとなりました。

そして、2024年。
ついにパリファッションウィークに初出展。
当日のモデルの状態に合わせてランウェイ上で服の手直しをする“個”のためのファッション。
さらにモデルに多種多様な人物を採用し、笑顔でランウェイを歩くスタイルはファッション界に衝撃を与え、のちに『Be You』と称され大きなムーブメントを巻き起こすことに。

特集では、育人の独占インタビューも組まれています。

東京ファッションウィークから10年。
パリファッションウィークから6年たち、今や世界を代表するブランドになった「EGAO」では変わらず、育人とともに美依、花丘、心が協力して働いていました。

「今日どんな風に歩けばいい？」と問いかける千雪に育人は「笑って」と答えたのでした。

【ランウェイで笑って】最終回は打ち切り？

この作品の結末が、カット・駆け足なのは「打ち切りになったから？」と思っている読者の方が多いようです。

しかしこれは、作者が「打ち切りではない」と公言しているようです。
SNSでも下のように発信されていました。

え！？！？！？
ランウェイで笑って打ち切りなの！？！？
初耳なんですけどーーーー！！！
ショックぅ！！！！！！(茶番) pic.twitter.com/UBRFbsvTNA
— 猪ノ谷言葉 (@inoya5108) June 3, 2021

駆け足展開になっていたことや、21巻発売時に次巻で最終巻という唐突な告知がされたことでそのような話題になったようです。
中には、アニメがあまり振るわなかったために打ち切りになったのでは？といった意見もありました。

最終巻もあいまいな感じで終わってしまったので、それもちょっと物足りない感じがあるのかもしれないですね…。

【ランウェイで笑って】結婚相手はどっち？

本作のヒロインであり育人とともに常識を変えてきた千雪と、育人のことを「先輩」と慕いEGAOの仲間でもある心。

共に育人に恋心を抱き、告白すると宣言しており、どちらとくっつくのか気になるところでした。

ただこの作品、最後までどちらと結婚したのかは分からないままなんです…。
何なら二人とも告白したのかどうかさえ分かりません。

最終話直前に告白する、しない、の話をしていただけあって、どっちなの！？と読者としてはもやもやしてしまうところですよね…。

【ランウェイで笑って】ラストシーンに指輪が！

最終話、育人の左手薬指には指輪が。
ということは、誰かと結婚しているということ！！

それもまたもやもやさせる原因ですよね（笑）
そして、千雪も心も左手が見える描写がないんです…。

ただ、9割育人と千雪がくっついたのでは？と言われています。
その理由としては

最終話が掲載された週刊少年マガジンの表紙に描かれた育人と千雪のカラー絵が結婚姿（ぽい）
巻頭カラーのイラストの心の薬指に指輪がない（ように見える）
育人と千雪の子どもらしき女の子の登場
サブタイトルが育人と千雪、「二人の物語」

ただ、すべてはっきりしておらず、『読者にお任せします』というスタンス。

確かに、カラー絵は白いドレスを纏った千雪ですし、よーーーーくみると指輪はついてないように見えます。
雫に「パリコレ行きたい！」と話している女の子は身長155㎝の小柄で、黒髪のおかっぱで育人になんとなく似てるような…。

ただ！ずっと相手をまえにしては「心さん」「先輩」と呼び合っていた二人が、最終話に「育人」「心」と呼び捨てで呼び合っているんですよね！！
まぁ、花丘くんのことも「真白」と呼んでいたので10年も一緒に働いていれば呼び方も変わったりもするのかな…と思ったり。
ただ、なんとなくあの最終話の心の表情と呼び方にそわそわしちゃいました。

ですがやっぱり、ヒロインで、ましてや「これは2人の物語」なので私としても千雪とくっついてほしいなぁ…と思うところです。

【ランウェイで笑って】著者インタビュー

最終巻でもある単行本22巻の巻末には、完結記念として作者である猪ノ谷言葉先生のインタビューが掲載されています。
連載が始まったころの思い出や、一番うれしかった出来事や思い出。
お気に入りのシーンなど、先生の言葉が掲載されています。

実は、ファッション業界の性質による取材の難しさやコロナ渦も重なったこともあり、構想上キリがよく、作品として大一番を迎えるところで物語を閉じたということも書かれています。

できることなら「これから！」というところで終わってしまったので、もっとEGAOとしての歩みを見たかったし、パリコレの話もちゃんと読みたかったところではありますが、納得な終わり方だったのかな、とも思えました。
というわけで、上にも書きましたが21巻から駆け足になっていて「打ち切りではないか」と言われていましたが、そうではないということですね。

また、指輪の件にも触れています。
あえて、だれが指輪をしているのかわからないように描いているようで「皆さんの推しと結婚したと思って差し支えありません」ということだそうです。

千雪でも、心でも。
美依でもいいし、なんなら花丘くんでも…(笑)
でもやっぱり千雪がいいなと思うし、私としては諍いが起きるとしても作者にはっきりさせてほしかったなぁ、と思うところです。
（それに私としては美依には「はじめくん」とくっついてほしい（笑））