週刊少年ジャンプで大人気連載中のダークファンタジー作品呪術廻戦。
作者の発言により2024年内での完結が予告されている本作品ですが、まだまだ謎の多い点も多々あります。
そこで今回は夏油は死に戻りしてるの?「夏油傑」の死亡から復活登場までを解説。
一部では死に戻りといわれている夏油の復活ですが、実際はどういう状況なのか整理していきましょう。
夏油は死に戻りしてる?噂の理由は?
夏油死に戻りの噂ですが、真実ではありません。
夏油傑は死亡したのちに羂索に体を乗っ取られています。
つまり夏油自身は死に戻りしていないといえるでしょう。
夏油傑のこれまでの時系列
夏油は呪術廻戦の中でも0巻から初登場、本編でも早い段階で登場し、さらに五条悟との学生時代を描いた「懐玉・玉折」編にも登場。
それ以降も渋谷事変の中心人物であったりとほぼ全編に登場している超重要人物です。
もはや主人公虎杖悠二よりも出ているかもしれません…。
そんな彼を大きく分けると”懐玉・玉折編”、”百鬼夜行”、”再登場・渋谷事変以降”の3つに分けて考えられるのではないでしょうか?
まずはこちらを時系列にまとめました。
時期 | コミックス | アニメ | 内容 | |
---|---|---|---|---|
懐玉・玉折編 | 2006年 | 8巻65話~9巻76話 | 25話~28話 | 夏油傑・五条悟・家入硝子らの高専生時代 星漿体 天内理子の護衛任務にあたる |
2007年 8月 | 9巻76話~77話 | 29話 | 特級術師 九十九由基と初めて会う 当時七海建人とペアを組んでいた後輩 灰原雄の死亡 | |
2007年 9月 | 9巻77話 | 百人を超える一般人を殺害したことで呪詛師と認定される 処刑対象へ | ||
百鬼夜行 | 2017年 12月24日 | 0巻 | 劇場版 呪術廻戦0 | 高専へ百鬼夜行を仕掛けるが乙骨憂太に敗北 五条悟に殺害される |
再登場・渋谷事変以降 | 2018年 7月 | 2巻10話 | 6話 | 特級呪霊とともに再登場 |
2018年 10月31日 | 10巻83話~16巻136話 | 32話~47話 | 東京・渋谷に渋谷事変を仕掛ける | |
2018年 11月1日 | 16巻136話~ | — | 死滅回游開始 | |
2018年 12月24日 | 25巻222話~ | — | 五条悟vs両面宿儺の決戦日 夏油(羂索)は游者狩りを行い死滅回游終結を目指す |
この時系列とともに夏油を解説すると、2017年12月24日に彼は死亡しています。
それ以降彼は死に戻りをしたわけではなく、夏油傑の体を乗っ取られ再登場していました。
懐玉・玉折編
高専生時代の夏油は親友である五条と日々口論しながらも術師として一般人を救っていました。
この時期から術師の在り方について疑問を持つ一面はありましたが、護衛任務の失敗、灰原の死亡といった絶望が重なっていくうちに一般人の殺害にまで手を染めていきます。
夏油は100人超の集落に住む一般人を皆殺しにし、そこで消息不明に。
一度、五条・家入の前に姿を現した夏油でしたが、すでに犯罪者のみである上に目的が彼らとは変わったものとなってしまったため決別します。
アニメではさわやかな雰囲気から一気にどん底まで落ちる懐玉・玉折編、必見です…。
百鬼夜行
この時期には一般人を猿呼ばわりしており、術師よりも完全に下等な生き物だと認識している夏油。
一般人を根絶やしにすることで術師が生きやすい世の中を作り出そうとする彼の思想は人の道を完全に逸れてしまっているともいえるでしょう。
京都・新宿そして高専を襲撃した夏油でしたが高専術師によって阻まれてしまいました。
乙骨との死闘の末敗北し、瀕死になった夏油は最終的に親友である五条によって死亡。
ここで夏油という人物はいなくなるはずでしたが…。
百鬼夜行については単行本0巻、劇場版 呪術廻戦0で一気に見ることができます!
再登場・渋谷事変以降
虎杖らが高専生になった2018年、夏油は再登場し、同年10月には渋谷事変を仕掛けています。
7月時点で夏油の額には縫い痕があることから、以前の彼とは違っていることがわかるでしょう。
この縫い痕は彼を蘇生するためのものではなく、羂索という過去の術師に肉体を乗っ取られているためであることがのちにわかることとなりました。
本編で夏油だと思っていた人物は既に羂索だったんですね…。
2018年に再登場したのは夏油ではなく羂索
2018年、虎杖らが高専生となってから再登場を果たした夏油は彼本人ではなく羂索でした。
つまり夏油本人は2017年高専にて五条悟の手によって死亡しており、そこから再登場までに体を乗っ取られたということになります。
羂索は平安時代の術師であり、これまでにも死者の肉体を乗っ取ることで生きながらえてきました。
羂索の目的は「天元と人類の同化」であり、この目的には夏油の肉体が非常に都合がよかったようです。
羂索が夏油を選んだ理由:五条悟の親友だから
羂索が夏油の肉体を選んで乗っ取ったのには理由があります。
その一つが五条悟の親友であったこと。
六眼持ちの五条悟を封印したかった羂索は彼の封印に獄門疆を採用します。
しかし獄門疆の使用にはルールがあり、「半径4m以内の位置にて、相手の脳内時間で1分間の足止めをすることで発動」させる必要がありました。
それに最も適していたのが夏油の肉体だったということでしょう。
実際に渋谷事変では獄門疆を使用し、五条の前に現れることで封印に成功しています。
自身の手で殺害した親友が突如目の前に現れたらさすがの五条先生でも動揺を隠せないですよね。
羂索が夏油を選んだ理由:術式 呪霊操術
羂索が夏油を選んだもう一つの理由が、術式「呪霊操術」でした。
呪霊を取り込み呪霊の術式まで操ることのできる呪霊操術は、羂索の求めているもののひとつ。
実際に呪霊操術を用いて真人を取り込んでおり、真人の術式で死滅回游を始めたことからもすべて計画通りだったことがわかります。
羂索の目的に対し、非常に都合のよかった夏油は死亡する前から狙われていたのかもしれませんね。
夏油傑の復活説の可能性について考察
結論から申すと、夏油が精神を取り戻す展開はないと考えられます。
理由として、
・一度完全に死亡していること。
・高専全体で夏油=羂索となっているにもかかわらず復活の可能性が挙げられていないこと。
・作者の性格上。
この3点があげられます。
一度完全に死亡している
夏油傑は百鬼夜行時点で死亡しています。
それも現代最強の術師といわれている五条悟の手によって。
親友といえど処刑対象かつ瀕死状態の彼に五条が手加減するはずもなく、渋谷事変での同様ぶりから考えても死亡したことは明らかです。
この点を踏まえると、夏油の復活はまずありえないでしょう。
高専全体で夏油=羂索となっているにもかかわらず復活の可能性が挙げられていない
次に死者を蘇生させるなどの術式や羂索から肉体を取り返し、復活を試みるなどといった案が高専術師の間で話されていないことからも復活の可能性、蘇生できるといった可能性はないといえます。
もちろんこれまでの罪なども踏まえて考えると、大半の術師がそのまま死亡することを望んでいそうですが、夏油の肉体について多くを話されていないことからも「復活はありえない」というのが周知の見解なのでしょう。
夏油の復活は作者の芥見先生の見解は?
呪術廻戦では多くの魅力的なキャラクターが死亡して作品から退場しています。
夏油も同様に退場するのではないでしょうか?
本作品の作者である芥見下々先生は人気のキャラクターであっても惜しげもなく退場させていきます。
それによって作品に絶望感や緊迫感をもたせ面白くさせているのでしょう。
また作者芥見先生はファンブックでこのように発言しています。
「夏油の肉体に夏油の意思は残っていない」
(渋谷事変でひとりでに動いた夏油の右手について)「トンボが首を取れた後も動くみたいなもの」
この発言を見る限り、夏油の復活は期待できないのでは…?
無理に夏油を復活させてしまえば、ご都合展開といわれてしまう可能性もあります。
ならばこのまま退場する方が可能性としては高いのではないでしょうか。
羂索撃破のための復活もあり得る?
可能性としては低いですが、羂索を倒す際に夏油が一時的に復活することも考えられます。
渋谷事変で一瞬ではありますが夏油の肉体が羂索の思いとは違った動きを見せました。
同様に羂索と戦闘する虎杖らの前で予測不能な動きを見せるかもしれません。
一瞬でも夏油本人が復活するのであれば感動しますね!
呪術廻戦のループ説を考察
ここまで夏油死に戻りについてご紹介しましたが、ここで一部ネット上で噂されている「呪術廻戦ループ説」について考察してみようと思います。
「呪術廻戦ループ説」というのは作中、時間に干渉できる術式や能力などによって本編とは別の時間軸が存在しているという説です。
またその時間軸では多くの死亡キャラのシーンはなかったことになっており、現在の状況を書き換えて結末を迎えると考えられています。
このような説が浮上したのにはいくつかの要因があり、そのひとつが「存在しない記憶」です。
呪術廻戦ループ説と「存在しない記憶」
作中、主人公の虎杖が東堂や脹相との戦闘において「存在しない記憶」を見ているシーンがあります。
これが本編の時間軸に干渉している伏線だと考えられているようです。
「存在しない記憶」の世界線で虎杖は、東堂と中学時代の友人であったり、脹相とは九相図を含めた兄弟関係であったり、実際の記憶とは異なった世界を見ています。
これが妄想ではなく、別時間軸の”事実”であるとすればループ説もあり得るかもしれません。
しかし個人的にこの説は誤りだと考えています。
作中で脹相は「虎杖も羂索と血が繋がっていた」という事実を知るために存在しない記憶を見たのだと思います。
結果として存在しない記憶を見た東堂・脹相は虎杖個人に味方するようになっている事実からそれ以上の役割はないのではないでしょうか。
次に話題に挙がっているのが特級術師「九十九由基」の術式です。
「九十九の術式」によってループができる?
作中登場した九十九の術式によって時間軸に干渉できると考えられているようです。
九十九の術式は「質量を操作する」術式。
また九十九の発言で「重力も質量も時間も突き詰めれば…」と発言しています。
この発言は途中で途切れていますが、時間操作について語られていたのかもしれません。
確かに作中の戦闘でも質量の操作によって時間を捻じ曲げるブラックホールを発生させています。
このことからも時間軸をずらせる可能性を秘めていると考えられてもおかしくありません。
しかし九十九は既に退場しているキャラであると考えられるため、現実的でないと筆者は考えます。
まとめると「呪術廻戦ループ説」は筆者としては考えられません。
魅力的なキャラクターも多い呪術廻戦ですので、ループして退場キャラが復活するのも見てみたい気はします。
まとめ
夏油登場から再登場まで、時系列に合わせてご紹介しました。
1巻から順に読み進めていくと時系列がややこしくなってしまう夏油ですが、0巻時点で死亡して、本編初登場時にはすでに羂索だったということですね。
今後も死亡しない限りは羂索として夏油の姿が作中登場するかと思います。
夏油の今後だけでなく、物語自体もクライマックスに近づいている本作品。
最後まで見逃すことのないよう、楽しんでいきたいですね。
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