フジテレビ「ノイタミナ」にて2012年10月から放送され、その後3期までのアニメ放送、さらに劇場版も公開されている『PSYCHO-PASS サイコパス』。
2022年には10周年を迎え、そのプロジェクトの一環として2023年5月に『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス PROVIDENCE』が公開といまだに人気を誇るこの作品。
そんな作品の登場人物、常守朱(つねもりあかね)はアニメ『PSYCHO-PASS サイコパス』のヒロイン。
シリーズ2期『PSYCHO-PASS サイコパス 2』、劇場版では主人公を務めています。
そんな彼女はアニメ3期の時点で突然、何らかの事件で拘留され現場を退いているんです。
今回はどうして彼女が捕まってしまったのか、そしてその後どうなってしまうのかを解説していきたいと思います！
以下、ネタバレを含みますので、読み進める場合はご注意ください！！
常守朱が捕まった理由は？なぜ収監された？
常守朱が拘留されている、というのはアニ描写でも常守朱が収監される様子が移されてメ3期の中でラジオの情報によるもの。
描写でも常守朱が収監される様子が映されていました。
ただ、その原因がなぜだったのか、ということは3期、その後の劇場版『PSYCHO-PASS サイコパス 3 FIRST INSPECTOR』でも明かされていませんでした。
2期から3期の間に何かがあったことは間違いない、と思いつつもやもやしていたところで、今年公開された劇場版『PSYCHO-PASS サイコパス PROVIDENCE』でやっと！その謎が明らかになりました！！
PROVIDENCEは、2期から3期の間を補完するストーリーとなっています。
アニメと劇場版の時系列が少しごちゃついているので、簡単に時系列に並べたうえで明らかになった謎を解説していきます！
劇場版三部作『PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System：Case.2 First Guardian』
アニメ 1期
アニメ 2期
劇場版『PSYCHO-PASS サイコパス』
劇場版三部作『PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System：Case.1 罪と罰』
劇場版三部作『PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System：Case.3 恩讐の彼方に＿＿』
劇場版『PSYCHO-PASS サイコパス PROVIDENCE』
アニメ 3期
劇場版『PSYCHO-PASS サイコパス 3 FIRST INSPECTOR』
捕まった理由は「禾生局長」の暗殺容疑
公安局トップの局長である禾生壌宗(かせいじょうしゅう)を公衆の面前で銃殺した、という容疑。
ただ、彼女の正体は高レベルなテクノロジーで製造された人間と区別できないほど精密な義体、つまり人間ではないんです。
シビュラシステムが日本社会に干渉するための義体であり、端末として使用されているだけのいわば、歩くシビュラシステム、といったところ。
常守は自分の授与式という多くの人が見守る中で禾生局長に銃を向け、殺害したのです。
シビュラの秘密は公にされず殺人扱いとなる
「殺人」と言っても、実際には人ではないのでそうは言えないのですが、禾生局長が義体であるということは機密事項であり、一部の人間しか知りえないことです。
なので、この事件は世間的には「公安局のエリートが局長(人間)を殺した、殺人事件」という表向きの扱いに。
色相は心理状態が健全であると澄んだ色、ストレスや悲観的な思考によって悪化することで濁っていくもの。
よって、シビュラの媒体である局長を覚悟を持って撃った常守の色相は濁るわけがないですよね。
つまり、シビュラシステムの判断では「正常」な人間が重大な殺人事件を起こした、ということに。
この時代の日本では、様々なことをシビュラシステムに頼っており、法律でさえ放棄すべきだという方向に向かっていました。
そんな中で、法による裁きと償いが必要だと常守は一貫して主張しており、この事件で常守自らが局長を撃つことで「シビュラシステムでは裁くことのできない犯罪者が存在する」という問題点を世間に知らしめたのでした。
色相は濁らず霜月に一係を託して拘留された
上にあげたように、常守の色相は濁ることはありませんでした。
しかし、世間一般的には「人を銃殺した」と捉えられてしまったために、彼女に対して批判や裁きを求める声が上がったよう。
シビュラシステムでは「犯罪者」と認識されなくても世間的に見れば「殺人犯」な彼女をそのまま野放しにするわけにもいかないので、公安局によって犯罪者として拘留されたのでした。
この事件は常守の独断によって計画的に引き起こされたものであり、彼女が監視官からさらに出世するための授与式だったこともあり、事前に一係の人員を整理していたようです。
彼女の部下であった執行官の宜野座伸元と須郷徹平は狡噛慎也と花城フレデリカがいる外務省に、その他の一係のメンバーは後輩である監察官霜月美佳に託したのでした。
常守朱は最後は執行官落ち？
シリーズを通してヒロインであったり、主人公であったりと重要人物である彼女が拘留されたまま…？なんてことはなく、再び執行官として公安局に戻ってくるんです！
法斑新局長の推薦で釈放され法定執行官となる
劇場版であるFIRST INSPECTORで、公安局の局長が以前の禾生局長などのようなシビュラシステムではなく、人間である人間の法斑静火(ほむらしずか)に代わります。
もともと、シビュラシステムの干渉外であるビフロストという組織のコングレスマンと呼ばれる人物でした。
法斑がシビュラ(禾生の後任者であった細呂木晴海)に常守の解放を要求したことにより、法定執行官として一係に戻ってくることに。
この「法定執行官」というのが他の執行官と何が違うのか、それはまだ明かされていません。
FIRST INSPECTORは時系列でいくと一番新しいものなので、このことについては4期で明かされることを期待しましょう。
実質的に霜月監視官の部下に
とはいえ、「執行官」ではあるので、「監視官」よりも下であるのは明らかでしょう。
FIRST INSPECTORでも霜月のサポート役として常守を紹介していました。
この後、「法定執行官」としてどのような働きをしていくのか、一係や外務省のメンバーとどのように関わり、どのような活躍をしていくのか。
これからにまだまだ期待です！
常守朱は死亡する？常守朱死亡説の理由は？
死亡しません！生きています！！
どこからどうやって死亡説が出たのかは謎ですが、上で説明した通り、禾生局長を銃殺したということで3期では施設に拘留されているので、そこから勘違いされた方がいるのかもしれません。
もしくは、この作品では亡くなっているキャラクターも多いので情報が混在してしまったのかもしれませんね。
が！常守朱は生きていて、今後の活躍も期待できますよ！！
サイコパスアニメ4期は？
2023年11月現在では4期についての情報はまだ出ていません。
ただ、人気のある作品でもあり、常守が復帰後にどういった活躍をするのか、他のメンバーとの今後など気になるところが満載なので、本当に続きが早く出てほしいところですよね！
まとめ
今回は劇場版『 PSYCHO-PASS サイコパス PROVIDENCE』で明らかになった常守朱が3期でなぜ拘留されることになってしまったのかの謎について解説しました！
リアルタイムで見られていた視聴者の方にとっては、ヒロインであり主人公である彼女、まして免罪体質である彼女が捕まるなんてなんで！？と疑問でしかなかったでしょうから、本当にやっと…！という感じでしたよね！！
自分が犠牲になってでも世の中を変えようとした彼女の覚悟は相当なものですよね…。
これは4期が楽しみです！
早く情報が上がらないかと今か今かと待ちましょう…！！
今回も最後までご覧いただきありがとうございました！
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