『進撃の巨人』は圧倒的な力を持つ巨人とそれに抗う人間たちとの戦いを描いたダーク・ファンタジー漫画。
2009年9月9日発売の10月号(創刊号)から連載を開始し、2021年4月9日発売の5月号をもって完結した、超人気作品です。
連載期間はなんと約12年程。根強いファンに愛されていたということがよく分かるね。
進撃の巨人の主人公である『エレン・イェーガー』は、物語の序盤にて母親を巨人に殺された過去を持ち、そのことから巨人の駆逐を行動原理していましたが、ストーリーが進むにつれ彼の思考も変化してしまいます。
本記事では『エレンは死亡したのか?』『最終回でのエレンはどんな人物となっていたのか?』という疑問に焦点を当て、徹底解説していきます。
本記事は進撃の巨人の最終話(139話)までのネタバレを含みますので、未読の方はご注意ください。
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進撃の巨人で最終回にエレンは死亡したの?
結論からいうと、エレンは最終回にてミカサ・アッカーマンの手により死亡することとなります。
中にはエレン生存説なども浮上していますが、原作の最終回における描写、またミカサがエレンの首を切ったということを見ても再び復活するという可能性はなさそうです。
進撃の巨人でエレンの死亡シーンを解説
では一体、エレンが死亡するまでに作中ではどのような描写がされていたのでしょうか?
以下にエレンの死亡シーンに関してを1つずつまとめてみました。
進撃の巨人の世界観は特に複雑だから、この機会にストーリーの復習もしておこう。
エレンの死亡はガビに撃たれたから?
ガビはコルトが死亡、そしてファルコが巨大化したという2つのことに絶望しました。
その時、ジークと共闘していたエレンがジークのもとに駆け寄る様子をガビは目撃。
大切な仲間を失ったガビは怒りから、コルトが持っていた巨人に対抗するためのライフルでエレンの首を撃ち抜きました。
エレンはうなじが巨人の弱点であるため最初こそは死亡したと思われましたが、エレンの頭が落ちる寸前に背骨近くで突如光るムカデのようなものが現れ、エレンの首とつながり一命を取り留めました。
エレンの最後の姿は?
エレンの最後の姿は、体の先端は辛うじて人型を保っているものの、腰の部分からは無数の肋骨が生えており、巨人とはかけ離れた外見をした終尾の巨人と呼ばれるものでした。
終尾の巨人とは、地鳴らしの発動と共に出現した巨人。
偶然が重なったことで座標に到達したエレンですが、そこには、始祖ユミルがいました。
己の目的を果たすためにユミルに近づいたエレンは、彼女の持つ始祖の巨人の力を借り、巨人を操る地鳴らしを起こします。
終尾の巨人は計り知れない大きさと能力を持ち、神または邪神とも称されていました。
また、原作では当初分類上の名前がなく、アニメ化に際して作者の諫山先生によって新たに命名されました。
終尾の巨人という呼称はアニメ4期「The final season」から登場します。
エレンとミカサの最後は?
その後敵対することとなったエレンは、超大型巨人の爆発によって頭部を破壊されるも、超大型巨人となって復活しアルミンと戦うことになります。
その隙にミカサが口内のエレン本体を斬りつけ止めを刺し、首が斬り落されます。
落ちた首をミカサが拾い上げ、そっとキスをされながらエレンは最期を迎えました。
一方ミカサは「天と地の戦い」という巨人の戦いから3年後、エレンの最期を見届け、エレンの首を持ち帰って思い出の木の根元に埋葬します。
そして、エレンとの思い出に浸っていたミカサの肩に鳥が飛んできます。
鳥はミカサのマフラーを巻き直し、ミカサはこの鳥がエレンの生まれ変わりだと感じたのです。
ミカサは感謝の言葉を口にし、エレンが自由になれたことを喜ぶ描写で原作は終了しました
エレンの能力とは?
エレンの能力は、始祖の巨人を内包した「進撃の巨人」と「戦鎚の巨人」の能力を行使するというものです。
さらには、始祖の巨人の災害兵器である「地ならし」をも発動が可能。
他にも歴代の巨人の記憶を引き継いでいたり、進撃の巨人としては過去への干渉の能力がずば抜けており人智を超えた能力を持っているのです。
敵として相手にするには、非常に手強い且つ凶悪なのが分かるね。
進撃の巨人でエレンの死亡理由は?
エレンの死の理由は、巨人化の力を失うためです。
エレンは父親から進撃の巨人と始祖の巨人という2つの力を継承していました。
始祖の巨人が巨人化の力の源であるため、始祖の巨人を失えば世界から巨人はなくなり、巨人化していた人々は元の姿に戻ることになります。
エレンはそれを知り、自ら死を選ぶ道を選びました。
その結果エレンの願いである巨人の消滅は、彼の命と引き換えに実現されたのです。
進撃の巨人でエレンの本当の目的とは?
自ら巨人の歴史を終わらせるために行動をするエレンでしたが、この行動には巨人化の力を失うためという理由のほかに、もう一つの理由がありました。
それは、ミカサやアルミンが英雄となるために、自分が悪者になる必要があるというものです。
始祖の巨人であるエレンを倒し、巨人の力を消去することが彼らによって実現できれば、彼らは英雄として称賛されることになります。
このため、エレンはミカサ達の将来を心配し、自ら悪者になりかけた偽装をすることを選びました。
進撃の巨人の黒幕の正体は?
真の黒幕の正体は、物語終盤・第121話でエレンと判明しました。
原作当初は巨人を駆逐するために奮闘する、読者達にとってもいわゆる愛されるキャラクター・そして主人公ポジションであったエレンが黒幕という展開には当時の読者も驚いたのです。
まさか主人公が黒幕だなんて、想像もしなかったよ。
しかし、エルディア人の運命から解放するため人生を、命を懸けたとも言えるエレンを黒幕と表現すべきなのかは難しいところです。
正しい判断かと言えばもっと方法はあったかもしれませんが、まだ10代の人間が最大限に考えてたどり着いた結末だったのでしょう。
エレンが死亡した後どうなった?
エレンが亡くなった後、エレンの生き残った仲間たちは、マーレとエルディアの和平交渉の連合国大使として活動を始めます。
アルミンたちは始祖の巨人を倒した英雄として、これまでの出来事をすべて話し両国の争いを終わらせることを目指します。
これはエレン自身も望んでいたことであり、アルミンたちの大きな目標でもあったのでした。
実は進撃の巨人でエレンは生きてる?
エレンという存在自体は死亡していることにほぼ間違いありませんが、先述した通りミカサの肩に鳥が乗るという描写が描かれています。
作者である諫山先生が意味もなくそのようなシーンを描くとは考えられないため、ミカサが感じ取った通りエレンは鳥に生まれ変わったのだと本記事では考察をします。
進撃の巨人最終回のエレン死亡について調べる人によくある質問
まとめ
数々の伏線や凄惨なストーリーで知られる『進撃の巨人』。
謎の多い物語の中で、まさか主人公が黒幕だと考察出来た読者は一体何人居たのでしょうか?
『進撃の巨人』という作品自体は既に完結を迎えていますが、未だに国内外問わず多くのファンから愛され続けています。
完結記念に、1巻から再度読み直して伏線や細かな描写を確認するというのもまた面白いかもしれませんよ。
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