『ミステリと言う勿れ』は漫画原作から実写ドラマ化、映画化にもなっている非常にに人気のミステリー作品です。
本作品では謎解きを中心に物語が展開されています。
作品のファンからはこの物語の黒幕が登場人物の「天達春生(あまたつはるお)」ではないかと予想されているようです。
この記事では『ミステリと言う勿れ』黒幕予想から物語に大きく関与している鳴子巽の正体について解説していきます。
作中登場する星座のアクセサリーも鳴子巽と関係しているようです。
ぜひ最後までお読みください。
『ミステリと言う勿れ』天達は黒幕で確定?
結論から申し上げますと、現在までに黒幕が天達であることは確定していません。
そもそも本作品の原作漫画についてはまだ物語が続いているため、黒幕について断定することができないでしょう。
しかし作品が途中でありながらも黒幕として怪しい人物が何人かいます。
それが以下の人物たちです。
・天達春生(あまたつはるお)
・鳴子巽(なるこたつみ)
一人ずつ解説していきます。
黒幕①:天達春生の正体は?
物語が完結していない中、読者から黒幕と怪しまれている一人目は天達春生(あまたつはるお)です。
彼は主人公「久能 整」が通う大学で講師をしています。
専門科目は心理学。
整を幼少期から見守っている父親のような存在であり、整からも信頼されているのが天達です。
そんな彼は読者から黒幕候補として挙げられています。
理由としては天達の元恋人であった「喜和」が本作の重要人物である鳴子と同じ心理カウンセラーであるからでしょう。
喜和と鳴子が接点があった場合や、天達の今後の動きによっては一気に黒幕になる可能性があるといえます。
整が信頼している人物だけに天達先生が黒幕でないことを願う読者も多いと思います…。
黒幕②:鳴子巽の正体は?
次に黒幕として怪しまれているのが心理カウンセラーをしている鳴子巽(なるこたつみ)。
物語のカギを握っている星座のアクセサリーについて大きく関わっているのが彼です。
そもそも星座のアクセサリーとは、久能整が解決した事件の犯人が共通して所持しているもの。
このアクセサリーをなぜ持っているのか、だれか黒幕から受け取っていたのかなどが読者の中で推測されていました。
しかし物語が進むにつれて星座のアクセサリーを渡していたのが鳴子だったということが判明。
すべての事件の黒幕であることはいまだ不明ですが、物語の重要人物であることは間違いなさそうです。
今後登場機会が増える可能性もあるので注意が必要です。
【ミステリと言う勿れ】鳴子の星座のアクセサリーを持っている人
「ミステリと言う勿れ」作中では鳴子が複数の人物に星座のアクセサリーを渡しています。
このアクセサリーが物語に大きく関わってくるようです。
まずはこれまで登場した星座のアクセサリーとそれを受け取った人物を見ていきましょう。
星座 | 人物 | 所持アクセサリー |
---|---|---|
牡羊座 | ||
牡牛座 | 三船 三千夫(みふね みちお) | 指輪 |
双子座 | 鳩村 一葉(はとむら いろは) | 指輪 |
蟹座 | 下戸 陸太(おりと ろくた) | ピアス |
獅子座 | ||
乙女座 | ||
天秤座 | 蘇我 実(そが みのる)、井口 虎雄(いぐち とらお) | ペンダント |
蠍座 | 藪 鑑造(やぶ かんぞう) | ネクタイピン |
射手座 | 羽喰 十斗(はぐい じゅうと) | 指輪 |
山羊座 | 犬堂 愛珠(いぬどう あんじゅ) | 指輪 |
水瓶座 | ||
魚座 |
星座のアクセサリーをもっていた人物はそれぞれがこれまでの事件に関与しています。
現段階で鳴子からアクセサリーを受け取ったことが確認できているのは羽喰十斗と犬堂愛珠の2人。
どちらも心理カウンセラーである鳴子からお守りとしてアクセサリーを受け取っていました。
次にそれぞれの人物がアクセサリーをもっていたきっかけについてご紹介します。
星座のアクセサリーを持っている人ときっかけ
現段階でアクセサリーをもっていた7星座の人物は以下の8名です。
・三船三千夫
・鳩村一葉
・下戸陸太
・蘇我実、井口虎雄
・藪鑑造
・羽喰十斗
・犬堂愛珠
牡牛座:三船三千夫
エピソード5で登場した三船三千夫は記憶喪失の爆弾魔でした。
偶然遭遇した整との会話で記憶喪失をしていることが判明。
都内のいくつかの箇所に爆弾を仕掛けていたのですが、3か所目を仕掛けた日に事故にあい記憶喪失。
整が三船の身に付けていた牡牛座マークの指輪に気づくことがきっかけで記憶を取り戻しだします。
記憶を取り戻した彼は逮捕されますが、指輪を手に入れたきっかけについては現在まで判明していません。
取り戻していない記憶の中で、指輪を手に入れた重要なエピソードが隠されているかもしれません。
双子座:鳩村一葉
エピソード13で登場した鳩村一葉は三つ子の母であり社長でした。
彼女は三つ子の一人を隠すことで双子の母を装って生活。
それまでの経緯としては鳩村の過去にありました。
三人姉妹だった鳩村は自身の一つ下の妹を不慮の事故で失い、母親に責められ、両親は離婚。
双子であったもう一人の妹は海外へ行って帰ってくることはありませんでした。
そうして家族がバラバラになり鳩村は精神的に崩壊。
しかしある日を境に吹っ切れたような様子を見せます。
彼女の様子が変わった頃から、双子座マークの指輪をしていたようです。
精神的苦痛から回復するきっかけとして、心理カウンセラーの鳴子が関わっている可能性も考えられますね。
蟹座:下戸陸太
エピソード8で登場した下戸陸太は恩人である放火犯「井原香音人」を殺害しています。
以後も誤って殺害してしまった現実を受け入れられず、本人は気づかないまま井原に成り代わって放火犯へ。
耳に「6」と「9」のように見えるピアスをそれぞれ身に付けていた下戸ですが、これは数字ではなく合わせることで蟹座のマークになるものでした。
このピアスの出所については井原からもらったと下戸が警察に話していますが、整は確信を持てずにいます。
井原殺害後も井原の幻覚を見ていた下戸ですので、確かに事実とは異なる証言の可能性はありそうですね。
天秤座:蘇我実・井口虎雄
エピソード14に登場した井口虎雄は少年時代から存在感の薄さに悩まされ、同じような境遇を持つ子供を殺害するようになりました。
この存在感の薄さをコンプレックスとしてより強いものにした人物が蘇我実。
初めは蘇我が天秤座のマークのネックレスを所持していました。
しかし”ある人物”に「相手の脅威から逃れるためには同じもの、よりいいものを持つのがいい」と聞いた井口は蘇我と同様のネックレスを作ってもらったようです。
この”ある人物”とは誰か整が聞いた際には井口は答えませんでした。
”ある人物”が星座のアクセサリーについて関与していることはおそらく間違いないでしょう。
蠍座:藪鑑造
エピソード1から登場している藪鑑造は蠍座のネクタイピンを身に付けていました。
殺人事件の最重要人物として取り調べを受けていた整がこのネクタイピンに興味を持ちます。
ほかにもえんじ色や赤紫色のネクタイを着用していることから藪が蠍座であると判明。
蠍座に絡めたネクタイやネクタイピンについては全て藪の妻がそろえたようです。
今のところ蠍座のアクセサリーについては一連の事件と関連性が薄いようにも感じますね。
射手座:羽喰十斗
エピソード2.5に登場している羽喰十斗こと辻浩増。
彼は連続殺人犯「羽喰玄斗」の息子でした。
父の背中を追うように女性ばかりを殺人していた彼は最初の殺人として自身の母親を殺害。
母の死をきっかけに出会った心理カウンセラーが鳴子でした。
そして鳴子からお守りとして射手座のマークの指輪を受け取ります。
指輪をお守りとして受け取った十斗はその後、犬堂にも鳴子を紹介しています。
山羊座:犬堂愛珠
犬堂我路の妹である愛珠は従兄弟である犬堂甲矢からもらった寄木細工を大切にしていました。
そこから寄木細工に興味を持った愛珠は寄木細工ミュージアムの学芸員である羽喰十斗、寄木細工職人月岡桂と知り合いに。
その後月岡と恋仲になった愛珠でしたが、煙草森に殺害されてしまいます。
彼女の死後、彼女が大切にしていた甲矢の寄木細工を開けてみると中には山羊座マークの指輪が。
この指輪は十斗から紹介してもらった心理カウンセラーから受け取ったものでした。
紹介してもらった心理カウンセラーとは鳴子のことです。
鳴子はなぜ星座のアクセサリーを渡した?
個人的な考察になりますが、鳴子は彼らそれぞれとカウンセリングをし、アクセサリーを使用した洗脳のようなものを行っていたのではないでしょうか。
あるいは精神科医らしく催眠療法を用いた催眠術のようなもの。
これまで事件に関与している人物の共通点として、「全員が精神的に抱えているものがある、正気を失っている」といった状態でした。
心理カウンセラーである鳴子であれば、これまでの事件を起こすように扇動してきたとも十分に考えられます。
【ミステリと言う勿れ】天達は死亡した?
前述したように黒幕の候補とされている天達先生は現在も死亡していません。
完結まで物語に関与してくると思いますので、今後も注目しておくと良いでしょう。
「ミステリというなかれ 天達 黒幕」を検索する人がよく思う疑問
まとめ
『ミステリと言う勿れ』の黒幕から鳴子巽、星座のアクセサリーについてご紹介をしてきました。
本作品は未完のためまだまだ物語が二転三転する可能性も秘めています。
全ての謎が解明される瞬間を見逃さないよう、完結まで楽しんでいきたいですね!
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