週刊少年ジャンプで大人気を博し、2022年7月に発売されたコミックス26巻で堂々完結した『ドクターストーン』ですが、全ての黒幕であった『ホワイマン』については謎も多く数々の考察がされてきました。
アニメについては現在第3期まで放送されていて、アニメ勢としてはホワイマンの正体がわかっていません!
ホワイマンは人類・科学者なのかAIなのかはたまた宇宙人なのか、謎に包まれています。
そんなホワイマンについて原作をもとに正体まで解説していきます。
また本記事を読むことで人類を石化させた黒幕がわかるでしょう。
【ドクターストーン】石化の黒幕は?人類を石化したのは誰?
人類が石化してしまった原因は『ホワイマン』によるものでした。
ドクターストーンは全人類が突如石化してしまう現象に襲われるところから物語が始まります。
その石化の原因であったのがホワイマンだったということです。
作中、主人公石神千空たちが通信機のテストを行っていると何者かがモールス信号を用いて「WHY(ホワイ)」と送信してきます。
そこから千空たちによってホワイマンと名付けられ、全ての黒幕であり、科学王国の敵とみなされたのが初登場時です。
この時点ではホワイマンが人間(科学者)か、はたまた人工知能(AI)なのかはわからず、謎の存在とされていました。
ホワイマンを作った黒幕がいた?
ホワイマンは機械や人工知能(AI)であり製作者がいるという説がありましたが、そうではありませんでした。
ホワイマンの裏に石化をもくろんだ黒幕がいたのではなく、ホワイマン自身が黒幕であったということですね。
ホワイマンは宇宙に存在する群体型機械寄生生命体という特殊な宇宙生物であったのです。
ドクターストーンの石化黒幕【ホワイマン】の正体は石化装置メデューサ?
作中登場した石化装置メデューサは群体型機械寄生生命体ホワイマンの群れでした。
千空たちはホワイマンがメデューサを使用していたと考えていましたが、実際はホワイマン自身がメデューサであったということでしょう。
作中、千空たち化学王国のメンバーは石化現象の原因を突き止めるべく世界各地を調査。
その際、石化装置メデューサが石化現象の原因であることを突き止めます。
石化装置メデューサは物語中盤に初登場しており、千空の養父「白夜」が宇宙から戻り降り立った宝島にて石化王国が有していた装置です。
石化装置メデューサは道具であると考えられていましたが、生命体の群れであるということがわかります。
ホワイマンに対し、メデューサの使用者であると予想していたのがホワイマン=メデューサであることが判明しました。
ここで石化現象の黒幕がホワイマンであることがわかったでしょう。
ドクターストーンの石化黒幕【ホワイマン】の思想や目的
人間と異なった思想
ホワイマンは人間とかけ離れた思想を持っており、その思想が怖いと読者の間で話題となりました。
作中ホワイマンが行った石化現象ですが、人類に対して敵意や攻撃的な意味合いを持っていると予想していたでしょう。
しかし実際には敵意も攻撃的な意味合いもありませんでした。
ホワイマンは石化することを「死ぬことなく永遠に生きることができる」と認識しています。
石化現象を「石化してしまった」「石化を解いて生き返らせる」と認識していた人類とは思想がかけ離れており、ホワイマンに対し恐怖を抱いた読者もいたでしょう。
ホワイマンは千空たちに対して「永遠の命(石化)を与えたのになぜ解いて死のうとする?『WHY』」とモールス信号を送っていたようですね。
ホワイマンの目的は?
ホワイマンの目的は人類に寄生し、生き延びることでした。
ホワイマンは知的生命体に寄生する生物です。
宇宙上で見ても人類は高度な文明を地球に築いており、ホワイマンはそんな人類に寄生することで生き延びていこうと考えたのでしょう。
寄生する人類に対して石化を行ったことにも理由があります。
それは前述した「石化で永遠の命を得る」という思想のもとからでした。
ホワイマンにとって石化で死ななくなった人類に寄生すれば死ぬことのない生命体になれるという考えに至ったのでしょう。
それならばわざわざ人類に寄生しなくてもホワイマン自身が石化することで永遠の命を持つことができるのではないでしょうか?
ホワイマンには弱点があり、その弱点を克服するために知的生命体である人類に寄生する必要がありました。
ホワイマンの弱点は大気(酸素)
ホワイマンは大気(酸素)がある空間では生存できないようです。
そのため人類に寄生することで生存を試みたのでしょう。
ホワイマンが永遠の命を手にするには酸素に適応している人類に寄生したうえで、人類が死なないよう石化する必要があったのですね。
ドクターストーンで人類よりもツバメが先に石化していた理由は?
ホワイマンは人類の前にツバメをターゲットにしていたようです。
作中、人類が石化する以前にツバメが石化している描写が描かれています。
その後人類も石化していきました。
これはホワイマンが当初地球で生存するうえでツバメに寄生することを目的としていたからでしょう。
しかしツバメを石化してからツバメより人類のが高度な知的生命体であると判断したようです。
ホワイマンは地球で、より知力の高い生命体に寄生したかったということでしょう。
「ドクターストーン 石化 黒幕」を検索する人がよく思う疑問4選
【ドクターストーン】石化の黒幕ホワイマンは何者!?正体や誰が作ったかなどを徹底解説!:まとめ
ドクターストーンの作中で終盤まで謎の存在だったホワイマンでしたが、自身が生き延びていくために人類を狙った宇宙生物だということがわかりました。
壮大なテーマで描かれる本作品は読者をワクワクさせる内容でしたが最終的な黒幕の存在もSFらしく、読者も大興奮だったでしょう。
ホワイマンは終盤だけでなく作品の各所で登場していたので、これを機に物語を振り返っても面白いかもしれません。
ぜひ1話から読み返してみてはいかがでしょうか。
ドクターストーン原作者の稲垣理一郎先生はこのほかにも『アイシールド21』や『トリリオンゲーム』など多くの名作を生み出しています。
まだ読んでない方はこちらの作品もおすすめです!
コメント