【コナン】黒の組織メンバー36名一覧!相関図や死亡キャラ、ボスの正体や登場映画解説!

コナン 黒の組織 メンバー

1994年からサンデーで連載開始され、単行本の全世界累計発行部数2億7000万部を超える、青山剛昌原作の大ヒット作品『名探偵コナン』。

この作品の主人公工藤新一を幼児化した毒薬「APTX4869」を開発した最大の敵、それが国際的犯罪組織「黒の組織」です。

世界各国に活動拠点が存在し、世界中に組織の構成員がいるとされています。

「黒ずくめの組織」とも呼称される謎の多いこの組織は物語の根幹に深く関係していることは間違いありません。

先日、劇場版第26作である『黒鉄の魚影(くろがねのサブマリン)』が公開され、第20作の『純黒の悪夢』以来、

6作品ぶりに黒の組織が劇場版に関わることになりました。

この機会を機に、黒の組織のメンバーを復習しませんか?

今回は、原作及びTV/映画シリーズに登場した、現役・過去に所属していたメンバー総勢34人についてご紹介していきます。

目次

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黒の組織メンバーの相関図と新たに判明したキャラ紹介

引用元:ebookjapan

相関図を見るとわかるように、黒の組織のメンバーはボスのほかに4つのグループに分かれます。

まずは幹部と呼ばれるメンバーです。

こちらはよく登場するジンやウォッカなどの主要メンバーがそう呼ばれています。

それに次ぐ構成員には、コードネームがある人物とない人物が存在します。

その他のメンバーには、NOC(ノック)と呼ばれ、日本語にすると「非公式諜報員」、いわゆるスパイが存在します。

近頃よく登場する、赤井さんや安室さんはこちらですね。

最近まで名前しか明らかになっておらずにいましたが、2021年10月の単行本100巻にてやっとNo.2のラムの正体が判明しました。

これから詳しく説明していきたいと思います。

黒の組織メンバーの幹部を解説!

“黒の組織”では地位が上がれば、「あの方」と呼ばれるボスからコードネームとして、酒やカクテルの名前を付けられます。

このコードネームには法則があるようで、男性には蒸留酒(強いお酒)、女性にはワインやカクテル(甘いお酒)の名前が付けられているようです。

また、麦を原料としたお酒がコードネームの人物は死なない、などという法則も考察されているようです。

考察段階ではありますが、実際にジンやウォッカ、バーボンなどの麦原料は生存、ピスコやスコッチ、アイリッシュなどの非麦系は死亡しています。

幹部はNo.2のラム以外の幹部は同列ではあるものの、ボスとの関係が深ければ他の幹部と比べていくらか立場が強くなる性質があります。

ラム/脇田 兼則(CV:千葉繁)

「黒の組織」のボスの側近でありNo.2と名高い最高幹部です。

56歳で一人称は「アッシ」。

幹部としては古参の様で、少なくとも宮野志保が所属していた頃から組織のNo.2だったようです。

現在は自称「流れの板前」脇田兼則を名乗り、「米花いろは寿司」の板前として働きながら、工藤新一や毛利探偵事務所を探る、生存中の要注意人物です。

事故で目を負傷してどちらかが義眼、葉巻の愛好家であることはわかっていましたが、100巻までその正体が明かされなかった人物です。

組織のメンバーでさえその姿を知っている者は限られており、さまざまな目撃情報がありましたが、これらの情報はあくまでも噂で全てが影武者ともいう人もいたほどです。

バーボン宛のメールに「Time is money(時は金なり)」といれるほどせっかち。

この言葉は名前の由来にもなっており、「ときはかねなり」を並び替えたら「わきたかねのり」になりますね。

コードネームの由来である「ラム酒」は、サトウキビが原料の酒です。甘味が特徴的で、洋菓子にも使用されます。

ジン/黒澤 陣(CV:堀之紀)

https://twitter.com/Nx_acnh/status/1676577444340563968

組織の代表格と言える存在で工藤新一に開発中の薬を飲ませた張本人です。

黒いロングトレンチコート、ノーネクタイのハイネック、黒帽子の服装がトレードマーク。

「黒の組織といったらこいつ!」と思う方も多いのではないでしょうか。

登場回数も多く、一番身近な敵ではありますが、実はボスとも直接連絡を取りあい、他の幹部に指示を出したりと幹部でもかなり重要な立場の人物です。

裏切り者や警察に手が回りそうな者、果ては目撃者であれば問答無用で抹殺してしまうほどの冷酷な性格をしています。

殺した人間の顔と名前は忘れることにしているようで、殺した「つもり」の相手が生きていても気付かないようです。

コードネームの由来となった酒は、大麦やライ麦などが原料である「ジン」です。

ジンは西ヨーロッパで伝わる蒸留酒で、多くのカクテルに使用されていました。

ウォッカ /魚塚 三郎(CV:立木文彦)

黒の組織の幹部メンバーで、実働部隊として主に潜入捜査を担当しています。

ジンの弟分でほぼセットのような形で常に行動を共にしています。

黒い帽子にサングラスがトレードマーク。

組織の中では人間味がある方で、他メンバーとジンの間を取り持ったりもしています。

一番人を殺した描写が多いジンのそばにいて、本人は人を殺した描写はありません。

ちょっとドジなところがあったりと知性面については「ジンの兄貴」が担当している事が多いです。

逆に情報収集等のバックアップや各乗り物の操縦技術は高いのでうまく役割分担をしているようですね。

非常に記憶力は高く、ジンが忘れるようにしている殺害した人間の情報はしっかり彼が覚えています。

コードネームの由来は、北欧やロシアなどでよく製造されている蒸留酒の「ウォッカ」から来ています。

ベルモット/シャロン・ヴィンヤード(CV:小山茉美)

黒の組織の女性幹部で、情報収集や暗殺、取引のサポートを担っています。

「千の顔を持つ魔女」とも呼ばれるほどの変装の達人で、仮の姿はハリウッドの大女優シャロン・ヴィンヤード。

現在ではシャロンの娘、クリス・ヴィンヤードとして生活しています。

組織のボスに特別可愛がられているようで、他の幹部よりも自由な行動が許されています。

独断行動も多く、秘密主義者なことから、ジンから疑いの目を向けられたりもしているようです。

組織の中でコナンと灰原の正体を知る唯一の存在ですが、それをなぜか組織には秘密にしています。

ましてやコナンたちの味方に付くこともあったりと、非常に謎の多い人物です。

コードネームの由来は、白ワインに香草やスパイスを混ぜたフレーバードワイン「ベルモット」です。

ピスコ/枡山 憲三(CV:村松康雄)

表の顔は「経済界の大物」と評される大手自動車メーカーの会長の71歳。

昔から仕える古株中の古株であり、洞察力、射撃能力にも長ける非常にボスに信頼されていました。

組織内での面倒見もよかったようで、アイリッシュからは父親のように慕われていたようです。

シェリーの両親とも親しい仲だったこともあり灰原の正体にも気付きます。

しかし、組織と関わりを持っていた議員・吞口重彦を殺害した際に写真を撮られてしまい、情報漏洩を防ぐためジンに殺害されています。

(単行本24巻/アニメ176話〜178話「黒の組織との再会」)

コードネームの由来は、ペルー原産のブドウ果汁を原料とした蒸留酒の「ピスコ」。

キャンティ(CV:井上喜久子)

https://twitter.com/atmanbow_staff/status/1674298856035725312

幹部の腕利きのスナイパーで主にコルンとコンビを組んで活動をする年齢不詳の女性です。

茶髪のショートヘアで、紫色の口紅、左目周りにアゲハチョウをあしらったタトゥーが入れてあります。

「アタイ」という一人称を用い、下品で過激な言葉遣いをし、派手めなものを好んでいます。

狙撃手としては非常に優秀ですが、好戦的で短気な一面も見せています。

組織の中では協調性が高く、仲間意識が強いので、カルバドスを見殺しにしたベルモットを嫌っています。

登場回数はあまり多くはないですが、裏切り者の抹殺にも躊躇しない性格は要注意人物といえるでしょう。

コードネームの由来は、イタリアのトスカーナ州キャンティ地方で作られる赤ワインから来ています。

コルン(CV:木下浩之)

組織の幹部で、前述のキャンティとコンビを組む腕利きの男性スナイパーです。

常にサングラスをかけ、黒の野球帽をかぶっているので素顔は明かされていません。

年齢国籍ともに不明ですが、「日本人おかしい」と発言したことがあることから外国人では?とも言われているようです。

一人称は「俺」で、キャンティとは対照的で辛抱強く無口でほとんどしゃべりません。

感情に左右されず常に冷静で、黙々と殺人を行う冷酷な一面があります。

カルバトスと親密だったことからキャンティと同様にベルモットを嫌っています。

コードネームの由来は、ドイツを発祥とし、ドイツ語で「穀物」の意味を持つ30度を超える度数の高いお酒です。

テキーラ(CV:廣田行生)

組織の幹部で、関西弁で喋るかなり粗暴な正確な身長2mを超す大柄な男性です。

コナンに付けられた発信機に気づかなかったり、カバンを間違って受け取ってしまったりとどこか抜けている描写が目立ちます。

プログラム関連の取引を担当していましたが、ゲーム制作会社・満天堂との取引中に、爆弾入りのカバンを受け取り開けてしまったことでトイレで爆死しました。

(単行本12巻/アニメ54話「ゲーム会社殺人事件」)

登場していきなり死亡という「死に方がかわいそう」とファンの間でも評される人物です。

コードネームの由来は、リュウゼツランを原料にしたメキシコ発祥の蒸留酒です。

ジン・ラム・ウォッカと並び、4大スピリッツであるテキーラというコードネームを持つのですが、少しかわいそうです。

黒の組織メンバーで潜入捜査をしているキャラクター紹介

NOCはNon Official Coverの頭文字を取った略語で、直訳すると「非公式諜報員」、つまりスパイのことです。

黒の組織にはFBIや公安警察、各国からさまざまな潜入捜査官が潜入しています。

裏切りがバレてしまい、死亡した人物も多くいます。

実は幹部よりも多い人数がしれっと潜入しているんですね。

以下では黒の組織に潜入しているそんなNOC達を紹介します。

バーボン/降谷零/安室透(CV:古谷徹)

https://twitter.com/n1bjj/status/1674537696327528448

組織内では、情報収集を得意とする「バーボン」ですが、実は警察庁警備局警備企画課(通称「ゼロ」)に所属する公安警察官の「降谷零」。

さらには毛利小五郎に弟子入りし、事務所下の喫茶ポアロでアルバイトをする自称私立探偵の「安室透」というトリプルフェイスの素顔を持つ人物です。

正直、関係図が複雑化してきて混乱しそうになりますよね。

彼を含む警察学校時代の同期5人は警察学校同期組と呼ばれ、彼以外は事件に巻き込まれ故人となっています。

その中の一人である諸伏が黒の組織で自殺を図り殉職したことにより赤井に対して懐疑感を持つことになります。

情報収集・観察・洞察に長けた切れ者で、赤井秀一からも「敵に回したくない男の一人」と評されるほど。

特に知識は科学的、医学的なものを含めてかなり豊富という有能ぶり。

ベルモットの秘密を握っているような描写も描かれており、まだまだ謎が多い人物ともいえるでしょう。

コードネームの由来は、主にアメリカのケンタッキー州で生産されるウィスキーからきています。

スコッチ/諸伏景光(CV:緑川光)

組織に警視庁公安部から潜入していた諜報員の1人です。

バーボン(降谷)とは幼馴染であり、警察学校の同期でもありました。

回想内では、スコッチ、バーボン、ライの3人でスナイパーとして活動していたことが描かれています。

物語に登場した時点で、すでに組織にスパイであることがばれてしまったことが原因で、情報漏洩を防ぐため拳銃自殺により殉職しています。

彼の自殺によりそれを防げなかった赤井と彼と親密な関係であった降谷との間で対立することとなりました。

コードネームの由来は、スコットランド原産の「スコッチ・ウィスキー」から来ています。

ライ/赤井秀一(CV:池田秀一)

左利きスナイパーとして高い狙撃能力を持ち合わせていて、組織を壊滅させる「銀の弾丸(シルバーブレット)」になり得るとボスに警戒されている存在の彼。

その正体は、父の死の真相を知るためにFBIに入った捜査官「赤井秀一」です。

彼は組織の末端の構成員・宮野明美に接触し「諸星大」として組織に潜入していました。

しかし、組織に正体がバレてしまい逃走、命を狙われたことから死亡したと見せかけ、現在は大学院生「沖矢昴」として生活しています。

トレードマークは黒のニット帽で基本黒づくめ、たばこをくわえた姿がよく見られます。

FBIの大勢や組織は彼が死亡したと思っていますが、実は組織の壊滅を虎視眈々と狙っている、切り札的存在と言えるでしょう。

劇場版『緋色の弾丸』ではメインキャラとして登場し、話題を集めました。

コードネームの由来は、ライ麦を原料としたアメリカ産ウィスキー「ライ・ウィスキー」です。

キール/水無怜奈/本堂 瑛海(CV:三石琴乃)

日売テレビの元アナウンサー「水無怜奈(みずなしれな)」という表の顔を持っています。

本名は「本堂瑛海(ほんどうひでみ)」で、同じくCIAの諜報員であった父親のイーサン・本堂とともに潜入していました。

しかしミスにより正体がバレかけた際に、彼女によってイーサンが殺害されたと偽装して自殺したことによって危機を免れました。

それにより「スパイを始末した」功績を称えられ、コードネームを与えられ昇進、ジンや幹部と暗殺や取引を共にするようになったようです。

その後ちょっと抜けてる性格もあり、スパイであると疑われますが、ジンに赤井暗殺を命令され実行したために信頼を取り戻しました。

(実際にはコナンの計画により偽装工作をしているので生きてます)

コードネームの由来は、白ワインにカシスを混ぜたカクテルの名前です。

イーサン・本堂(CV:小山力也)

日系2世のアメリカ人で、本堂瑛海(水無怜奈)の父親です。

同じくCIAの娘・瑛海や仲間のバーニィと共に組織に潜入していました。

4年前に瑛海の正体が組織に知られることを防ぐために彼女に拳銃を握らせ、彼女によって殺害されたと偽装して自殺しました。

(単行本58巻/アニメ498~500「赤と黒のクラッシュ(攪乱)(偽装)(遺言)」)

殺害を装ったことといい、もしもの場合に備えた準備、とっさの機転など諜報員としての能力はとても高かったようです。

多くの顔を持っていてわかっているだけでも坪内、石川などと名前を変えて捜査していました。

「諦めるなよ、待ち続ければ必ず味方が現れる」という言葉を娘に残し亡くなった彼からはCIAへの忠誠心、そして家族への愛情がうかがえます。

バーニィ(CV:木村雅史)

イーサンと共に組織に潜入していたCIA諜報員の男性です。

つなぎ役となる予定でしたが、イーサンの死後まもなく正体がバレるのを恐れて自殺しています。

(単行本58巻/アニメ500話「赤と黒のクラッシュ(遺言)」)

スタウト(CV:マイケル・リース)

イギリスの情報機関のMI6(英国秘密情報部)から組織に潜入していた男性捜査官です。

NOCリストを盗み見たキュラソーの報告で正体がバレてしまい、ロンドンで2階建てバスに乗っていた際にコルンによって射殺されています。

コルンとは親しくしていたらしく彼は「スタウト、俺、信じてた。残念。」という声を残していました。

(劇場版『純黒の悪夢』)

コードネームの由来は、主にアイルランドやイギリスで作られる濃色の麦芽を原料の一部に用いた、色が濃く、香味の強いビールの名前です。

アクアビット(CV:カート・コモン)

カナダ安全情報局(CSIS)から組織に潜入していた男性捜査官です。

彼もNOCリストを盗み見たキュラソーの報告で正体がばれてしまい、トロントのCNタワーで観光ガイドをしていた際にキャンティによって射殺されています。

(劇場版『純黒の悪夢』)

コードネームの由来は、ジャガイモを主原料とした蒸留酒からきています。

リースリング/玲於奈・ブッフホルツ(CV:沢海陽子)

ドイツの諜報機関の連邦情報局(BND)から組織に潜入していた女性捜査官です。

彼女もNOCリストを盗み見たキュラソーの報告で正体がバレ、ベルリンでジンによって射殺されています。

(劇場版『純黒の悪夢』)

映画本編では日本語を話していますが、ノベライズ版ではジンとドイツ語で会話していました。

コードネームの由来は、ドイツやフランス北東部のアルザス地方で主に栽培されている、白ワインに用いられる白ブドウの品種です。

黒の組織メンバーでコードネームを持つ構成員を紹介

コードネームを持ってはいるけれど、幹部ではない(明言はされていない)構成員もいます。

基本的にシェリー(灰原)周辺の人物だったり、劇場版や特別編に登場した人物に当たります。

そんな構成員を紹介していきます。

アイリッシュ(CV:幹本雄之)

劇場版に登場したオリジナルキャラクターです。

本名や国籍は分かっていません。

幹部のピスコを実の父親のように慕っていましたが、ボスの命令によりジンに彼は殺害されます。

それからジンを恨んでおり、劇場版ではジンを失脚させようとしていました。

戦闘力は近距離では格闘技で毛利蘭と互角以上に渡り合える程、遠距離でも銃の腕前は高く、とても有能な構成員です。

さらにはコナンの正体に気づくほど、鋭い洞察力と情報収集力も持っているなど文武両道の人物と言えます。

最期は自分を助けようとしたコナンを、自らの命を賭けて庇うという敵らしからぬ行動をとり死亡しました。

「工藤新一…いつまでも、追い続けるがいい…」という名言ともいえる遺言を残した彼は、劇場版だけではもったいないと惜しまれる声も見られます。

(劇場版『漆黒の追跡者』)

コードネームの由来は、アイルランドで生産される穀物を原料としたウィスキーの「アイリッシュ・ウィスキー」から来ています。

キュラソー(CV:天海祐希)

劇場版に登場した、左右の瞳の色が異なるオッドアイを持つオリジナルキャラクターです。

情報収集のスペシャリストとして組織のNo.2であるラムの片腕として活動していました。

一度見たものを正確に記憶できる能力に、卓越した身体能力を合わせ持つ有能な構成員です。

彼女は警察庁に侵入してNOCのリストを盗み出し、逃走劇を繰り広げ交通事故を起こし記憶喪失になります。

そこで偶然出会った、コナンたち少年探偵団と行動を共にします。

終盤で記憶を取り戻しますが、探偵団の子供たちと過ごした時間が忘れられず「今の自分の方が気分がいい」と組織を裏切ります。

最期はジンの攻撃から一般市民や少年探偵団たちを守るために囮となり、転がる観覧車を止めるために重機ごとつっこみ爆発に巻き込まれて死亡しました。

(劇場版『純黒の悪夢』)

コードネームの由来は、オレンジやブルーなど色になぞらえた5種類があるカクテルの一種です。

作品内で5色のシートから記憶を取り戻すのはここから来ているのかもしれませんね。

カルバトス(CV:不明)

彼は腕利きのスナイパーで、海外在住でしたがベルモットのシェリー暗殺計画のために来日しました。

幹部ではなく、完全な戦闘要員のようです。

多種多様な銃を使いこなすことで赤井曰く「武器商人」とも言われています。

ベルモットを狙うFBIのジョディ・スターリングを射撃する腕前をみせますが、その後赤井に背後を取られ両足を折られてしまいます。

武器を奪われ、ベルモットにも見捨てられてしまったため、最期は隠し持っていた別の拳銃で自殺をしました。

(単行本42巻/アニメ345話『黒の組織と真っ向勝負』)

原作ではシルエットのみでしたが、アニメでは後のコルンの回想シーンでのみ銃を構えキャップをかぶったサングラス姿の彼が描かれています。

しかし、セリフは断末魔のみで、声や本名、国籍、容姿もほとんどわからない謎の多い人物です。

コードネームの由来は、フランスのノルマンディー地方で作られるリンゴを原料とした蒸留酒からです。

宮野志保/シェリー(CV:林原めぐみ)

組織の科学者で工藤新一を幼児化した薬APTX4869の開発者です。

両親と姉とともに組織の一員でしたが、両親は生後間もなく事故で亡くなり、姉は赤井を組織に引き入れたことで殺害されています。

研究を中断し組織から反目したことで監禁され、隠し持っていたAPTX4869を飲み幼児化し、脱走します。

その後事情を知る阿笠博士にかくまってもらい、「灰原哀」として生活しながら解毒薬の研究をしています。

ジンに異様に執着されているようで、組織にはその後も命を何度か狙われています。

現在ではシェリーが死亡したと認識させて一応の追跡を終了させることに成功しています。

ベルモットは正体を知っていますが、なぜか組織には報告していません。

コードネームの由来は、白ぶどうが原料のスペイン発祥の白ワインです。

宮野エレーナ(CV:鈴木弘子→林原めぐみ)

組織の間では「ヘル・エンジェル(地獄に堕ちた天使)」と呼ばれていた、組織の科学者です。

(コードネームではなくニックネームのようなものかもしれませんね)

宮野厚司の妻で宮野明美と志保(灰原)の母親であり、日本人とイギリス人のハーフの日系イギリス人です。

志保が生まれて間もなく夫とともに研究所の火事に巻き込まれて30歳の若さで亡くなっています。

組織に入る前に夫とともに町医者として「宮野医院」を開業していて、そこで降谷と出会っています。

その後組織に入り、夫やラボの仲間とともに「シルバー・ブレット(銀の弾丸)」と命名した薬を開発していました。

それを受け継いで誕生した薬がAPTX4869です。

無口で陰気な性格で、周りからは「何を考えてるかわからない」と言われていました。

しかし、実際は「別れ」を悟り、志保への誕生祝いを録音したカセットテープを用意するなど、娘思いな母親の一面をのぞかせています。

アラック / アミリーン(CV:不明)

特別編に登場する、組織の戦闘員兼殺し屋です。

バナスヌガラ王国の歌手「アミリーン」という表の顔を持っています。

基本的に銃と爆薬を使って、殺し屋と言いながらも目撃者を出し、その目撃者を爆殺しようとしたり、人質にとって自殺させようとしたりしていたり。

かなり殺し屋としての犯行手段が汚く、「相変わらず汚い殺し方」と灰原に言われています。

王国の姫の命を狙いますが、コナンに殺し屋だと暴かれた上に時計型麻酔銃で気絶させられ逮捕されてしまいます。

護送中に歯に仕込んでいた毒物を飲み自死するなど、最後は組織の一員として潔い一面を見せています。

(特別編第26巻)

コードネームの由来は、イラク、シリアを中心とした中近東で伝統的に作られてきた蒸留酒の名前です。

ジュネリック(CV:不明)

特別編に登場する、通称「ジュネ」研究職の17歳です。

幼少期に親から捨てられ施設で暮らしていましたが、天才的な頭脳を見込まれて13歳の時に組織に引き取られました。

気弱な性格ゆえに組織内でいじめられていて、助けてくれたシェリー(灰原)のことを姉のように慕っていました。

シェリーと共にAPTX4869の開発をしていて、その後人間の記憶を改竄できる薬の開発に成功します。

シェリーの記憶を改竄し、彼女と姉弟として生きようと企み、組織から逃走したシェリーを追ってAPTX4869で幼児化して脱走。

子供を事故で亡くした本田夫妻の息子になりすまして灰原に接触しますが、光彦と元太により失敗してしまいます。

彼は、自身の記憶を失ってしまって、現在は本田夫婦の子供として暮らすという少し残念な人物です。

(特別編第26巻「黒の組織…現る」)

コードネームの由来は、ヨーロッパなどの有名な産地名を冠しているにも関わらず、ほかの地域で造られたワイン(ジェネリックワイン)から来ているようです。

黒髭(CV:不明)

特別編に登場する、ウイルスの開発、研究をしていた研究員です。

本名、コードネームは不明で、ニックネームである「黒髭」と呼ばれていました。

幹部のジンやウォッカに頭が上がらず、組織に対しても恐怖心を抱きながらも忠誠を誓っていました。

致死率70%という何とも危険なウィルスを開発する優秀な知能を持っていますが、性格はかなりズボラなようです。

最後は、客船でウィルスの実験を試みて失敗し、のちに水死体となって発見されています。

粛清のために殺されたのか、自殺だったのかはわかっていません。

(特別編第35巻「豪華客船をウイルスから守れ」)

アントニオ・ゴメス(CV:不明)

彼は「日本史の謎3」に登場する、各国が隠し持っている歴史文書を利用し、政府を脅迫、大金をせしめる歴史犯罪者です。

表の顔ではポルトガルで日本史の教授を務め、情報収集能力に長けた人物でした。

過去にはケネディ大統領の暗殺事件でもアメリカ政府をゆすり大金を巻き上げて組織に貢献したこともあったようです。

組織に稼ぎの大半を取り分として取られることを不満に思い、組織に内緒で単独行動を起こしますがそれをコナンに暴かれてしまいます。

皆殺しにして逃亡しようとしたところ失敗し、以降の動向は分かっていません。

(名探偵コナン推理ファイル 日本史の謎3「信長を殺したのは誰?」)

同姓同名のプロボクサーの方がいらっしゃいますが、関連はないと思われます…。

(ただの偶然?)

黒の組織メンバーでコードネームを持たない構成員を紹介

コードネームを持たない構成員も数名いますが、ほとんど登場しないので記憶にない方も多いのでは?

作中でもあまり注目されない彼らも黒の組織の立派な構成員です。

そんな彼らを紹介していきます。

沼淵 己一郎(CV:龍田直樹)

組織の殺し屋候補生でしたが、教育を受けていたものの使い物にならなかったので新薬の被験者に回された男です。

組織に関わる以前から素行が悪かったようで、遊び半分で人を殺すこともあったよう。

実験前に恐怖から脱走し、逃亡時に組織の追手と勘違いし、一般人を殺害しています。

コナンと出会ったことで逮捕され、その後また脱走したのか光彦とかかわる事件に登場し、現在は死刑囚として収監されています。

全部で3話しか登場しないので記憶に残っている方はほとんどいない人物でしょう。

楠田 陸道(CV:岩田光央)

組織の構成員で、キールが任部中のバイク事故で杯戸中央病院に入院した時に患者として送り込まれたスパイです。

特に重要な人物でもないためにコードネームは与えられていませんでした。

頸椎捻挫の患者を装って潜入するも、コナンにスパイであることを見抜かれて車を奪って逃走します。

しかし、それを追う捜査関係者に赤井がいることを知ると、恐怖から所持していた拳銃で自殺します。

彼の死体は、回収され赤井の死亡工作に利用されています。

(単行本58巻/アニメ496話「赤と黒のクラッシュ 侵入」)

彼は任務で、というより赤井の死亡の偽装に使われたことで読者にとってなかなか重要な人物ですね。

とはいえあまり記憶に残らない、かわいそうな最期を迎えたキャラクターです。

呑口 重彦(CV:不明)

組織の構成員で、国家議員の表の顔を持ちますが、収賄容疑により逮捕まで秒読みの状態で登場しました。

逮捕され警察の取り調べにより組織の情報を漏らしてしまう恐れがあったために、組織の命で「酒巻昭を偲ぶ会」に参加した際に事故を装ってシャンデリアの下敷きとなって死亡しました。

その後彼の家族は全員蒸発した(組織に消された)ことが目暮警部によって語られています。

(単行本24巻/アニメ177話「黒の組織との再会」)

宮野明美(CV:玉川紗己子)

宮野志保(シェリー/灰原)の姉で構成員です。

コードネームは与えられず、偽名として「広田雅美」を使っていました。

組織の末端構成員で、20歳までは組織に属しながらも比較的自由に一般人として暮らしていたようです。

FBIのスパイであった赤井を組織に引き入れ、交際していたことで組織に危険人物として扱われていました。

姉妹で組織を抜けるために、10億円強奪計画を実行しますが、実際には志保を組織から抜け出させるつもりのなかったジンにお金のありかを教えなかったために撃たれて亡くなっています。

(単行本2巻/アニメ128話「黒の組織10億円強奪事件」)

アニメの初登場では、ほぼ別人として描かれたりと少しややこしい登場をしている彼女ですが、灰原の姉として回想シーンによく登場しています。

コナンが自分から自分が新一だと語った数少ない人物でもあります。

宮野厚司(CV:中村悠一)

組織の一員で、宮野明実・志保(灰原)の父親です。

組織に入る前は夢をかなえるためにしていた研究により科学者としてマッドサイエンティストと呼ばれ学会を追放され、エレーナと夫婦で個人病院「宮野医院」を開業していました。

その際に阿笠博士とも面識があり、気さくで感じがいい人だったと語っています。

組織内では夫婦で「シルバー・ブレッド(銀の弾丸)」と命名した薬の開発に携わっていました。

しかし研究所の火事でエレーナと共に志保が生まれて間もなく36歳の時に亡くなっています。

マッドサイエンティストと言われるような研究なんて、いったいどんな研究をしていたのか…。

とても優しそうな風貌をしていますが少し謎のある人物ですよね

原 佳明(CV:橋本晃一)

劇場版に登場するオリジナルキャラクターです。

ゲーム会社TOKIWAの専務取締役という表の顔を持ち、穏やかな風貌に子供っぽい性格から少年探偵団にも懐かれていました。

TOKIWA社のゲームを多数開発、自分の10年後の姿を見ることができる機械の開発をするなど高いプログラミング技術を買われて組織に関与することに。

しかし組織を裏切り、重要なデータを持ち去ろうとしたのが見つかり、ジンに射殺されています。

その後、ジンとウォッカによって彼のコンピュータとツインタワービルのメインコンピュータのデータが消去されることとなりました。(劇場版「天国へのカウントダウン」)

ケイト=ローレン(CV:柚木涼香)

ゲームオリジナルのキャラクターで、組織の連絡員の女性です。

セシリア共和国の秘宝「デザイア・キューブ」を求める組織により、通商大臣であるエリック=ガムランの秘書を務めていました。

組織により通商大臣とその関係者の暗殺任務を任されるが失敗し、最終的にジンとウォッカに消されてしまいました。

(ゲーム「3人の名推理」」

岡倉 政明

組織に自分が消されることがないよう保険として組織の重要情報を隠し持っていたことがバレ、組織に命を狙われていました。

広域連続殺人事件の第3の被害者として、組織に消される前に個人的に恨みを買っていた男に殺されています。

(劇場版「漆黒の追跡者」)

【名探偵コナン】黒の組織ボスの正体は?

「あの方」と呼ばれるボスの正体は、半世紀前に99歳で謎の死を遂げたとされる大富豪「烏丸蓮耶(からすまれんや)」であることがわかっています。

(アニメ941・942話で発覚、作者によって明言されているそうです)

シルエットのみの登場で素性は不明ですが、首筋まで伸びた髪と高い鼻、肥満気味な体型は特徴的で、右手に杖、左肩には自身の紋章となっているカラスらしき鳥を乗せています。

表向きでは死んだはずですが、幹部の動向を把握し指示を送るなど、暗躍している姿が見られます。

彼が生きているとすれば100歳は超えているはずなので、APTX4869を飲んで若返ったのでは?

名前だけほかの人が受け継いだのでは?

全くの別人が烏丸蓮耶を名乗っているのでは?などと謎が多く残っている人物です。

黒の組織メンバーの中で死亡したのは?

黒の組織は国際的な犯罪組織で、話が進むにつれて亡くなった構成員も多くいます。

現時点で34人中20人が亡くなっていることが分かっています。

・テキーラ (12巻/アニメ54話「ゲーム会社殺人事件」)

・ピスコ (24巻/アニメ176話〜178話「黒の組織との再会」)

・呑口重彦 (24巻/アニメ177話「黒の組織との再会」)

・カルバドス (42巻/アニメ345話『黒の組織と真っ向勝負』)

・楠田陸道 (58巻/アニメ496話「赤と黒のクラッシュ 侵入」)

・宮野明美 (2巻/アニメ128話「黒の組織10億円強奪事件」)

・宮野エレーナ (登場時には既に死亡)

・宮野厚司 (登場時には既に死亡)

・イーサン・本堂 (58巻/アニメ498~500「赤と黒のクラッシュ(攪乱)(偽装)(遺言)」) ※NOC 

・バーニィ (58巻/アニメ500話「赤と黒のクラッシュ(遺言)」) ※NOC

・スコッチ(諸伏景光) (登場時には既に死亡) ※NOC

また、本編には出てこない、劇場版や特別編に出てきた人物たちはこちら

・原 佳明 (劇場版「天国へのカウントダウン」)

・キュラソー (劇場版『純黒の悪夢』)

・スタウト (劇場版『純黒の悪夢』) ※NOC

・アクアビット (劇場版『純黒の悪夢』) ※NOC

・リースリング (劇場版『純黒の悪夢』) ※NOC

・アイリッシュ (劇場版『漆黒の追跡者』)

・アラック / アミリーン (特別編第26巻)

・黒髭 (特別編第35巻「豪華客船をウイルスから守れ」)

・ケイト=ローレン (ゲーム『3人の名推理』)

組織によって消された者、組織に消される前に自死した者。

死因は様々ですが、半分以上もの組織のメンバーがすでに亡くなっているようです。

黒ずくめの組織人気ランキング!トップは誰?

黒の組織は悪役、とはいえメインキャラクターに劣らない個性的なキャラクターが勢ぞろいしています。

黒の組織といえばあの人!だったり、かっこいいあの人、きれいなあの人。

みなさんの推しのキャラクターはランクインしているのでしょうか?

こちらでは、1位から18位までのランキングを紹介しています。

【歴代】黒の組織のメンバーが登場した映画を紹介!

ここからは、黒の組織のメンバーが登場した映画を取り上げていきます。

映画にしか出てこないキャラクター達も多くいますよね、

しかも、すぐ退場してしまったメンバーもいるので、要チェックです。

5作目・天国へのカウントダウン

5作目にして、黒の組織と映画で初対決になっています。

完成間近のツインタワーを舞台に、殺人事件が起こってしまう。

コナンを始め、少年探偵団も大活躍する映画となっています。

哀ちゃんが怪しい行動を!?黒鉄の魚影を見る前に要チェックの作品です。

13作目・漆黒の追跡者

前作から8年ぶりに黒の組織と関わる映画になっています。

ジンとウォッカ以外にも、ベルモット・キャンティ・コルンが初めて映画に登場する上に、映画初のオリジナルキャラクターとしてアイリッシュが登場します。

かなり頭の切れる彼は、コナン=工藤新一だと突き止め、コナンの命を狙います。

6人もの被害者が出た広域連続殺人事件の裏で迫るコナンの危機。

最後のアイリッシュとの対決も見どころです!

20作目・純黒の悪夢

この作品では、映画オリジナルキャラクターとしてキュラソーが登場します。

組織No.2であるラムの片腕の彼女がNOCの情報を盗み見ることから、黒の組織に潜入していた3人のスパイが殺害されるなど黒の組織の色が強い作品です。

また、映画に初登場となった赤井秀一と安室透がアニメより先に初対面、正面対決するということでファンにも人気の高い作品となっています。

観覧車の格闘シーンなど、記憶に残る方も多いのではないでしょうか。

26作目・黒鉄の魚影

2023年4月に公開となった、最新作です。

6年ぶりに黒の組織との対決となる今作では、No.2のRUMが声だけでなく正体が分かった状態で初めて登場します。

またその彼の片腕とされるオリジナルキャラクターとして、新キャラクターのピンガが登場します。

物語の舞台は八丈島。

世界中の警察の持つ防犯カメラをつなぐ施設『パシフィック・ブイ』に集まった世界各国のエンジニアたち。

1人のエンジニアが黒の組織に誘拐、持っていたある情報が組織の手に渡ってしまいます。

そして、今回注目の灰原哀が宮野志保(シェリー)なのではないかという疑惑が広まり…。

それぞれの思いや思惑が交錯する、今回も魅力たっぷりの作品であること間違いないです。

黒の組織メンバー まとめ

ここまで、黒の組織のメンバーについてまとめてきました!

総勢34人、とても個性豊かな悪役たちです。

読んだ方はもう一度作品を見直したくなったのでは?

そんな黒の組織との対決が見られる劇場版最新作、ぜひ見てみてくださいね!

最後までお読みいただきありがとうございました!!

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