『キングダム』は、原泰久先生が描く人気作品。
古代中国の春秋戦国時代末期における、戦国七雄の争乱を背景とした作品で、中国史上初めて天下統一を果たした始皇帝と、それを支えた武将李信が主人公の伝奇・戦国漫画となっています。
また、アニメや実写映画にもなったことで有名な作品でもありますね。
そんなキングダムでは、作中にて多くのキャラクターが登場しますが、戦に敗れ死亡してしまう者も少なくはありません。
本記事では『キングダム飛信隊のメンバーで死亡したキャラは?』についてを徹底調査し、死亡キャラ一覧としてまとめてみました。
キングダム飛信隊のメンバーで死亡したキャラは?
主人公である李信が率いる部隊、飛信隊(ひしんたい)。
しかし主人公側であったとしても、死亡してしまうのがキングダムの世界なのです。
好きだったキャラが退場するとなると悲しいけど、死亡の際に数々のドラマが生まれているのも、キングダムの魅力のひとつだね。
以下にて飛信隊のメンバーで死亡したキャラを、一人ずつ解説していきます。
尾到
信と尾平(びへい)の同郷であり尾平の弟で、尾平と共に信からはチンピラ兄弟と呼ばれていました。
信の初陣、魏との戦いである蛇甘平原(だかんへいげん)にて信と伍を組んで戦いその後信の戦果により百人となった時に加入した人物です。
弟尾平とは異なり性格は寡黙、しかし洞察力に優れているようで信が成長した時に気づいたりするなどの一面があるのが特徴ですね。
尾到は超軍との戦いにて、夜に現れた龐煖により信たち飛信隊は龐煖を討つために作戦に出ます。
信の作戦により龐煖に一太刀入れることができた信でありましたが、急所にはならず逆に気絶させられてしまいます。
作戦が失敗に終わった飛信隊は脱出するために動き、超軍の将軍万極は後のことを考えて大規模な追撃を図ります。
全員が信を守るために動き信をおぶった尾到を逃がす目的で他の飛信隊はおとりになるなどして全員一丸となって信を守ろうとしました。
しかし万極は飛信隊の動きを読み取り、尾到たちが逃げた方向へ進んでしまうのです。
尾平と二手にわかれ追跡を逃れた尾到でしたが既に限界に近い状態で、尾到は限界を感じたのか信と共に横になりながら「今はもう龐煖の話はせずに少し楽しい話がしたい」と語り始めました。
そして尾到はガラにもなく長く喋ったと言い少し眠ろうと提案します。
尾到は最期に恋人の名前である友里の名を口にして信の横で亡くなりました。
松左
後輩からは松左さんと親しまれており、見た目と同じく飄々とした性格をしています。
初期は伍長、飛信隊が三百人隊となってからは什長、著雍での戦いからは百人隊と副歩兵長を務めていた人物です。
槍の達人であり飛信隊の中では冷静に物事を見るなど切れ者で、歩兵でありながら視野が広く戦況を見て戦うタイプでありました。
朱海平原での戦い14日目にて、飛信隊は急ぐために「もう助からない」という戦況は見捨てるといういつもと違う戦い方を強いられてしまいました。
松左はその広い視野から戦況の見極めを任され、言われた通りダメなところは捨てるという戦いをします。
しかし見捨てようとした場所の一つに、飛信隊の若手ら干斗達が集まっている戦場があり情がわいてしまい助けにいくという選択をした松左。
包囲を抜けることに成功した干斗達であるが干斗が松左の顔を見るとすでに満身創痍。
そして松左のことを聞いて最前線から馬を飛ばしてきた信は松左に感謝を述べるのですが、その後松左は信の腕の中で亡くなりました。
去亥
顔に菱形のアザが特徴的な人物です。
初期の秦趙攻防戦から飛信隊に参加し、騎馬だけでなく歩兵としても活躍する腕っ節の強いメンバー。
朱海平原で、武神・龐煖の一撃によって体を吹き飛ばされ、命を落としてしまいます。
信
飛信隊の隊長であり主人公。
去亥の死を目の当たりにして怒った羌瘣が、龐煖と一騎打ちに。
戦いは互角かと思いましたが、羌瘣は龐煖に足を掴まれ、地面に叩きつけられてしまいます。
そこに駆け付けた信が、羌瘣に代わって龐煖と一騎打ちをすることになります。
龐煖との激しい一騎打ちの末、信は龐煖を討ち取ります。
しかし龐煖を討ったあと、信はその場で倒れてしまいました。
龐煖との戦いの最中で信もダメージを受けていたために、相打ちという形として信も亡くなってしまったのです。
こうして主人公が死亡するという異例の展開を迎えましたが、その後羌瘣は信を生き返らせるため、蚩尤族に伝わる禁術を使います。
結論として羌瘣の禁術が上手くいき、無事に信は生き返ることができました。
文穴
沛浪の伍の一人。
羌瘣は必死に龐煖を足止めしていましたが、文穴は逃れられなかったため、龐煖にやられてしまいます。
土南
渕副長率いる部隊に所属していました。
土南は、黒羊丘の戦いで激流を渡ろうとした際、命を落とす様子が作中にて描写されていました。
魯平
魯平は初めて戦場に出た時に干斗と同じ班に所属していましたが、興奮して自制心を失い、敵の陣地に突撃してしまいました。
その結果、魯平は敵に首を刎ねられ、死亡するシーンが描かれています。
曹火
曹火は当初郭備隊に所属していた兵士でしたが、郭備が亡くなった後、飛信隊に異動しました。
後に朱海平原の戦いで致命傷を負い、野営中に亡くなってしまいました。
里斗
朱海平原の戦いで、里斗は河了貂を護衛していましたが、敵の攻撃を受けて彼女を守るために命を落としました。
しかし、河了貂は飛信隊に欠かせない存在であったため、里斗の犠牲は無駄となることはありませんでした。
脇次
信の初陣で蛇甘平原の戦いにて初期沛浪の伍の一人。
信が百人将となった時に第二伍長となっていましたが、龐煖に殺されてしまいます。
山和
飛信隊の伍長。
馬陽の戦いで野営中に龐煖の強襲を受けて斬殺されました。
筏建
飛信隊の伍長。
馬陽の戦いで野営中、こちらも龐煖に殺されてしまいます。
有義
飛信隊の伍長。
馬陽の戦いで野営中こちらも龐煖に殺されてしまいました。
邦
趙国嘉の家臣。
悼襄王の遺言が出された後、郭開の刺客によって殺されました。
黄
黄は、飛信隊の伍長を務めていました。
ところが仲間の魯平が暴走したことによって伍が崩れ、その隙を突かれて敵から攻撃を受け、黄は死亡してしまいます。
キングダム飛信隊の初期メンバーは?
飛信隊は当初特殊百人隊として結成されましたが、幾度と行われた戦いの中で隊が拡張され、紀元前239年には八千人隊へとなるなど非常に強力な部隊になっていきます。
そんな飛信隊に初期から所属するメンバーをまとめてみました。
- 李信
- 羌瘣
- 渕
- 沛浪
- 脇次
- 山和
- 筏建
- 崇原
- 田永
- 有義
- 魯延
- 文穴
- 松左
- 澤圭
- 尾平
- 尾到
- 田有
- 中鉄
- 竜川
- 去亥
- 竜有
- 邦
- 石
初期メンバーは以上となっており、そのうち6名(尾平、羌瘣、澤圭、田有、中鉄、沛浪)が存命となっています。
キングダム飛信隊の組織図
初陣での戦果で信が百人将となった時に発足した特殊部隊で、発足初戦の馬陽戦において王騎から「飛信隊」の名を授かります。
発足当初は一癖も二癖もある荒くれの百姓を中心とした特殊百人隊で、渕、羌瘣の2人を副長としていました。
百姓ゆえに軍装も充分に整わないばかりか、騎馬や弓に長けた配下など皆無に等しく、剣と槍に頼った白兵戦で戦っていましたが、馬陽後には三百人隊へと増員され、さらに山陽攻略戦では進軍中に特例として臨時千人隊へと増員、増員された隊員は元郭備隊の隊員であり、郭備隊副長の楚水を副長に加え徐々に部隊が整っていきます。
そして本戦では輪虎を討ち取り、その功で正式に千人将として認可されるも羌瘣が一時離脱。
そのため策略を練ることの出来る人物がいなくなり苦戦が続く状態でしたが、後に河了貂が軍師として参入し組織は改善を果たしました。
今後の飛信隊死亡キャラ予想
今後飛信隊の中で死亡するキャラクターが登場するのかは不明ですが、もし作中にて亡くなるとしたら、次は羌瘣なのではないかと予想します。
そう考えられる理由として、最近の戦いで羌瘣が無理な戦いを続けていることが挙げられます。
これまで、彼は呼吸の制限もある苦しい戦いを強いられ、時には死を覚悟する瞬間もありました。
そのため今回の楚との戦いで彼が戦死する可能性が高まっており、他のメンバーと比べても「死亡してもおかしくない」状態が続いてしまっています。
今までに飛信隊が参加した戦いは?
飛信隊は、これらの戦いに参加しています。
この戦いの中で多くの仲間が命を落とし、傷を負っているんだよね。
- 馬陽防衛戦【百人将】
- 山陽攻略戦【三百人将】
- 合従軍戦【千人将】
- ”幕間”【三千人将】
- 成蟜救出作戦・著雍攻略戦【四千人将】
- 黒羊攻略戦【五千人将】
- 鄴攻略戦【五千人将】
- 趙王都圏侵攻戦【将軍】
キングダム飛信隊のメンバー死亡を調べる人によくある質問
まとめ
魅力的なキャラクターが次々に登場したり、また成長を重ねていく描写、そして迫力ある戦闘シーンなど細部にまでこだわり描かれている『キングダム』。
作品の世界観に没頭できるストーリーであるからこそ、キャラクターの死が輝くものとして、そして記憶に残るものとなるのでしょう。
誰が死亡するのか、読んでいる間は全く予想もできないから毎回ヒヤヒヤするけどね。
この機会に『キングダム』を読み返したり、死亡シーンがどんなものであったかを再度チェックしてみるのも良いかもしれませんよ。
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