『五等分の花嫁』(ごとうぶんのはなよめ)は、春場ねぎ先生による『週刊少年マガジン』にて2017年36・37合併号から2020年12号まで連載されたラブコメ漫画です。
男子高校生、上杉 風太郎が、五つ子の女子高生を全員高校卒業まで導くための家庭教師を務めるというストーリーで、個性あふれる五つ子達と風太郎の関係やラブコメならではのキュンとするような描写が魅力的なこの作品。
そんな五等分の花嫁ですが、作中に登場する五姉妹のひとり、中野 四葉(なかの よつば)に関する内容でネット上では賛否両論となっていたことはご存じでしょうか。
サジェストにも「四葉 炎上」と出てしまうほどで、一体作中で何が起きたのか気になってしまいますよね。
本記事では、『四葉炎上とは一体何?』『最終話が夢オチ?アニメは結末が違うの?』という疑問を徹底調査し、まとめてみました。
『五等分の花嫁』122話までのネタバレが含まれているので、コミックスを未読の方は注意してね。
五等分の花嫁「四葉炎上」とは何か?
四葉炎上と言われてしまう原因となってしまった理由のひとつに、「最終話の展開に納得ができない」「残念」というものがあります。
元々五等分の花嫁という作品は、タイトルの通り主人公である風太郎が五つ子の誰か一人と結婚することが冒頭にて予め示唆されていました。
そのため読者の中では、一体五つ子の誰が風太郎と結ばれるのか?という展開や伏線回収を期待していた方も少なくはありません。
そんな中で迎えた最終話、その展開に不満を抱いた読者が次々に不評をネット上に投稿したことから「四葉炎上」がサジェストとして上がるようになってしまいました。
【五等分の花嫁】四葉ありえない⁉四葉炎上の理由とは?
では、一体なぜ四葉が炎上することとなってしまったのでしょうか?
考えられるであろう炎上の理由は大きく分けて5つほどありますので、順番に確認していきましょう。
四葉推しの人にとっては辛い内容になるかもしれないので、閲覧の際は注意をしてね。
炎上の理由①四葉以外のファンからの批判
結論からいうと、この五等分の花嫁という作品、最終的には四葉が風太郎と結ばれて結婚する結末を迎えました。
この2人の結婚式では姉妹やお互いの家族を始め、前田などの友人も出席して祝ってもらえており作中では非常に祝福されていることが分かります。
しかし四葉推し以外のファン達にとっては納得できないのも当然で、この展開になってしまった影響故か四葉が苦手になったという方も。
炎上の理由②風太郎が四葉に惚れている描写が少ない
また、結婚を誓う描写を描くにしては二人の関係が深まるエピソードが少なかったため、結末に対する説得力が欠けていたというのも炎上の理由です。
例えば一花や三玖などは風太郎への好意を明確に自覚したような描写があったり、二乃は風太郎へと告白をしたりと個別にアプローチを仕掛ける一面もあるのですが、四葉に関しては「風太郎に惚れている」と確信できるような描写が少なく、それが原因で「なぜ四葉を結婚相手に選んだのか?」という疑問が浮上してしまいました。
炎上の理由③四葉が1番風太郎へのアタックが少ない
四葉が他の姉妹に比べて風太郎へのアプローチが少なかったというのも、炎上の理由の1つであると考えられます。
先述の通り、四葉の風太郎に対する愛情であったり葛藤の描写は少ない他、直接的なアタックも他の姉妹と比べてはどうしてもインパクトに欠けてしまい、ついつい「他の姉妹と結ばれた方が納得のいくラストだったのではないか」と読者に対し不完全燃焼を与えることとなりました。
炎上の理由④姉妹も新婚旅行についていく展開
四葉と風太郎の結婚式が無事に終わった後にはすぐ新婚旅行へ行く展開へと進んでいきますが、2人の新婚旅行に4人の姉妹たちも一緒についていこうとします。
五つ子達の突拍子もない言動はこれまでも数多く見られましたが、仮にも結婚を誓った夫婦に身内全員がついていくでしょうか?
この展開に対しても強い違和感を抱いたファンも多かったらしく、これには四葉推し以外のファンからも「キモい」「あり得ない」などと思われてしまいました。
炎上の理由⑤重要なシーンや伏線の削除
さらにアニメでは重要なシーンや伏線が削除されています。
原作が漫画や小説などであった場合、アニメ化の際に展開が異なって描かれることも少なくはないのですが、アニメでは今後五つ子と風太郎の関係性についてをより強固にするためのシーン及び伏線ごとカットしていることも多く、元々原作を読んでいたファンにとっては疑問に思った方もいるのではないでしょうか。
【五等分の花嫁】最終話は夢オチだったのか?
『五等分の花嫁』の最終話は、結婚式を終えたはずの風太郎が目を覚まし、気付くとそこは高校時代の卒業旅行を決めているシーンへと移るため、夢オチなのではないかという疑問が浮上しました。
これもまた炎上した1つの理由となっており、読者の間でも夢オチか否かで現在も意見が分かれています。
【五等分の花嫁】最終話を解説!アニメは結末が違う?
最終話で四葉と風太郎が結ばれるということは先ほど解説しましたが、ここからはさらに内容を詳しく見ていきましょう。
【五等分の花嫁】最終話の内容は?(ネタバレ注意)
『五等分の花嫁』の最終話は、風太郎が結婚相手である四女・四葉をウェディングドレスを着た五つ子から見分ける事が出来るのかという『五つ子ゲーム』から始まります。
高校時代に最後まで五つ子を見分ける事に苦労していた風太郎に対して姉妹達が最後に用意したゲームで、風太郎は長女である一花から末っ子の五月まで順に当てていくとともに、姉妹それぞれに自分の思いを語っていきます。
そして最終的に風太郎は『五つ子ゲーム』を無事にクリア。
そして披露宴も終了し、場面は高校時代の誓いの鐘のシーンに移り、この時に五月の格好をして風太郎とキスをした相手が四葉だった事が判明します。
その後、現代の結婚式のシーンに戻りますが、控室にいた四葉はトレードマークであるリボンを『私に気づいてくれる人がいるから』と言って捨てました。
そして結婚式が終わり、五つ子と風太郎が集まって新婚旅行の行き先を決める話で盛り上がりますが、風太郎は付いてくる気満々の四葉以外の他の姉妹に呆れ顔。
しかし、なかなか行き先が決まらない中で、前にも同じような事があった事を思い出します。
そして場面は5年前の卒業旅行の行き先を決めるシーンに移りますが、眠りから覚めた風太郎は「あれ、結婚式は」と言いながら起きるのです。
五等分の花嫁の最終話はひどい⁉
上記の内容を見ても分かる通り、最後には場面転換しなぜか新婚旅行の話ではなく5年前に戻ってしまっています。
眠りから覚めた風太郎、そして呟いた一言から多くの読者は「夢オチである」と解釈し、結果的に『五等分の花嫁』という作品や四葉に対するヘイトが向いてしまったのではないかと思われます。
五等分の花嫁のアニメの最終話は結末が違う?
2022年に公開された『映画 五等分の花嫁』にて原作の最終話まで描かれています。
原作との相違点としては、やはりカットされている部分が多いこと・四葉に関する描写がやや多めであることが挙げられます。
ですが最終的には映画でも風太郎と四葉は結ばれる展開となっていますので、結末自体は同じといえますね。
まとめ
風太郎の結婚相手は誰なのか、そして少しずつ心を開いていく五つ子達との関係を楽しみにしていたファンも多かったことから、四葉と結ばれる・夢オチ説の浮上する展開はあまり納得のできるものではなかったのかもしれません。
しかし四葉推しからすればこの展開は非常に嬉しいものであるのは間違いなく、決して四葉というキャラクター自体が悪いという訳ではないのです。
賛否両論なのは事実だけど、だからといって四葉推しの人が申し訳なさであったり、周りの否定的な意見に同意する必要はないということだね。
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