数々のヒット作を生んでいる冨樫義博先生が20年以上にわたり週刊少年ジャンプで連載している大人気漫画「ハンターハンター」。
作中、主人公ゴンの相棒であり、一番の親友「キルア」は伝説の暗殺一家「ゾルディック家」で生まれ育ちました。
この暗殺一家はひとりひとりが個性的かつ謎に包まれたキャラクター達です。
本記事ではキルアの家族であるゾルディック家の家族構成をはじめ各キャラクターの紹介をしていきます。
これを読むことで現在休載中の本作品が連載再開した時に備えておくと良いでしょう。
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【ゾルディック家 家系図】家族一覧
現在ゾルディック家はキルアを含めた5人の兄弟、両親、祖父、曽祖父、高祖父の10人のメンバーが確認されています。
これについてはハンターハンター公式でも「ゾルディック家のメンバーは10人」と紹介されているため間違いないでしょう。
ゾルディック家は暗殺一家のため、基本的に戦闘能力の高い実力者がそろっています。
一家のなかでは年齢が高い人ほど戦闘能力が高いようです(例外を除く)。
高祖父 | マハ | 生存 |
曽祖父 | ジグ | ??? |
祖父 | ゼノ | 生存 |
父 | シルバ | 生存 |
母 | キキョウ | 生存 |
長男 | イルミ | 生存 |
次男 | ミルキ | 生存 |
三男 | キルア | 生存 |
四男 | アルカ(ナニカ) | 生存 |
五男 | カルト | 生存 |
ゾルディック家が住んでいる家の敷地は非常に広く、家族のほかに使用人と番犬が住んでいます。
この使用人・番犬に関しても暗殺一家に雇われている(飼われている)だけあって戦闘能力が高いです。
日常的に様々な賊に狙われることが多いからでしょう。
ここからゾルディック家をひとりひとり深堀していきます。
ゾルディック家三男:キルア
主人公ゴンとハンター試験で出会い、ともに旅をしている少年です。
年齢は12歳、ゾルディック家としてはゼノとキキョウの間に生まれた三男になります。
生まれながらに暗殺術などの戦闘訓練を受けており、念能力を習得する以前から戦闘能力が高いです。
念能力習得後は変化系能力を得意としています。
キルアの戦闘スタイル
キルアは自身のスピードを生かし近接戦闘を行う戦闘スタイルをしています。
両親からもゾルディック家の後継者として期待されているほど才能に恵まれているキルアは素の戦闘能力だけでも12歳とは思えないセンスの持ち主でしょう。
ハンター試験では相手の心臓を一瞬の間に抉り取るなど、暗殺術を用いた暗殺一家らしい戦闘を見せていました。
念能力習得後はオーラを電気に変化させ、電気を帯電・放電して戦闘を行うことが可能になりました。
キルアは「暗殺一家の英才教育」といえるような過激な特訓を幼少期に受けており、電気や毒などに耐性を持っています。
帯電能力を習得した際にも一般的な人間であればショック死するほどの電流を自身の体に浴びせ帯電を可能としていました。
この能力のほかにもオリジナルの暗器を使用します。
ある敵と戦った際には重さ50キロの合金製ヨーヨー2つを軽々と振り回し、敵を圧倒していました。
キルアは戦闘のセンスがあるだけでなく、常に冷静に対処する頭脳派な一面も持ち合わせているため、ゴンとは違った強さを持っていますね。
ゴンに見せるやさしい性格の反面、冷酷な一面も
幼少期は家から出ることも許されていなかったキルア。
しかし外に出てハンター試験を受けたことでゴンと出会うこととなります。
ずっと望んでいた友達を手に入れたキルアにとってゴンは特別な存在でしょう。
ゴンといるときのキルアは充実した表情をしていることが多いです。
しかし、ゴンや仲間に危険が及ぶなどのことがあった際には殺し屋らしく冷酷な表情を見せることもあります。
ゴンに危険が及んだ際には家族であろうと本気で睨みつけていましたね。
ゾルディック家長男:イルミ
キルアの一番上の兄でありゾルディック家長男のイルミです。
容姿は執事のツボネいわく、父親似のキルアに対しイルミは母親似だといわれています。
イルミの戦闘スタイルは操作系で針を用いた洗脳です。
対象の人間に針を刺すことで針が刺さっている人間の行動を操れます。
過去にはキルアも洗脳されています。
彼は弟であるキルアを異常なほど溺愛しており、キルアを子供のころから洗脳し、自身の思い通りになるよう支配していました。
溺愛する弟に対する洗脳
キルアは戦闘を行う際、無意識化で自身が敗北しないよう、危険が及ばないように戦闘を行っていました。
なので強敵だとわかると逃げるという選択をしたり、自身や仲間が無茶をしないような選択をしており、ある場面でそれがイルミの教育によるものだとキルアは考えます。
しかし実際は教育などではなく、キルアの頭に直接針を刺し、針による洗脳を行っていたのでした。
これがキルアに対する敵意や悪意などではなく、歪んだ愛情によって行われているということがぞっとします。
キルアは自身の力で針を抜くことができましたが、気付くことがなければいつまでも洗脳されっぱなしだったということでしょう。
イルミは目的のためならキルアの洗脳もいとわない、操り人形にしてもかまわないと考えており、その思想が多くの読者の中で理解できないといわれているようです。
登場シーンの割に謎の多い人物
作中、要所要所で姿を現すイルミですが、彼本人の目的がわかりにくいと感じる読者も多いでしょう。
基本的にはゾルディック家に入った依頼を淡々とこなしていますが、キルアに対する思いも見え隠れしているため、どこかで自分の目的のための行動を起こすかもしれません。
そんな謎の多いイルミですが、現在では幻影旅団に所属しています。
同じく謎の多いヒソカとも接触の多いキャラクターなので今後も目が離せませんね。
ゾルディック家次男:ミルキ
他メンバーと比べても明らかに戦闘向きでなさそうな見た目のミルキ。
実際に戦闘力については高くないようで、母親譲りな残忍さがゾルディックらしい一面といえるでしょう。
肥満体系で汗っかきの印象が強く、弟であるキルアには「ぶた君」と呼ばれてしまっている始末。
作中使用している場面はありませんが、ミルキの念能力も操作系であると公式に発表されています。
戦闘については期待できないミルキですが、頭のキレる面もあるようです。
ミルキの強みは戦闘力ではなく頭脳
ミルキはおよそ7年ほど外出していない、少し歩けば息切れしてしまうなど暗殺一家らしからぬ面を多く持っています。
しかしミルキには戦闘力ではない、一面があるようです。
それはハッキングや情報収集などに長けたパソコン能力でしょう。
ミルキの部屋にはパソコンなどの情報端末が多く備わっており、そういった面でゾルディック家に貢献しているのかもしれません。
またキルアが戦闘に用いる特製ヨーヨーについてもミルキが作成していることから、戦闘以外の頭脳面では兄弟のなかでもミルキが特に優秀なのでしょう。
その反面、祖父ゼノには「頭はいいがバカ」と言われており、間抜けな部分も多いようですね。
ゾルディック家四男:アルカ(ナニカ)
キルアの弟であり、謎の多いゾルディック家の中でも特殊なキャラクターであるアルカ。
兄たちのなかでもダントツでキルアに懐いており、アルカとキルアの二人を見ていると普通の家庭の仲良し兄弟のようにも見えます。
愛らしい姿を見せるアルカは、一方でナニカという別人格が潜んでおり、その別人格によって家族からも特別視されているようです。
ゾルディック家ではナニカの影響もあってアルカを特別な部屋で隔離していました。
父シルバは何かに対し「家族と思うな。あれは別のどこかから来た闇」と表現しており、危険視しているようでもありましたね。
ナニカの能力は人知を超えた恐ろしいものでした。
作中最強クラスの能力
ナニカの「おねだり」を3つ叶えると、こちらの「お願い」を1つ叶えてくれるという能力。
この能力は際限がなく、どんな「お願い」でも叶えてくれます。
死を目前としたゴンの病気を「お願い」一つで治してしまうほどでした。
しかし「お願い」を叶えてもらうと次のナニカの「おねだり」が「お願い」の難易度に比例し過激なものになっていきます。
そのため「おねだり」での死者が何人も出てきたことにより、家族から危険視されていたのでしょう。
ただキルアに限ってはこのルールの例外でした。
キルアの「お願い」に対してはナニカはノーリスクで叶えることができます。
ナニカの正体はガス生命体『アイ』
アルカの中に存在する別人格ナニカの正体は暗黒大陸に存在するガス生命体『アイ』ということが判明しました。
このガス生命体アイは、暗黒大陸に存在する不可思議な現象や物質を表す五大厄災の一つです。
現時点ではまだまだ謎が多いですが、今後暗黒大陸に上陸後、アイについての謎が解けていくかもしれません。
暗黒大陸編では本作品の多くの謎が解き明かされるのではないかと多くのファンが物語の続きを楽しみにしています!
ゾルディック家五男:カルト
現在イルミとともに幻影旅団のメンバーとなっているカルト。
このキャラクターは登場回数が少なく、判明している情報がいまだに少ないキャラクターです。
中世的な見た目をしており、女性用の着物を着用しているが性別は男。
戦闘スタイルについては扇子を用いており、操作系の念能力を使用しているようです。
ゾルディック家の子供たちは操作系能力者が多いようですね。
索敵能力が高く、その能力を買われ幻影旅団に所属している様子。
カルトが幻影旅団に所属している目的は「兄を取り戻すこと」だといいますが、だれを指しているのかは、現在まで不明となっています。
幻影旅団やイルミの動きとともにカルトの動向も追っていきたいですね!
ゾルディック家父:シルバ
キルアら5兄弟の父親であるシルバ=ゾルディック。
銀色の髪を伸ばしている姿からも、兄弟のなかではキルアが一番シルバの血を継いでいることがわかるでしょう。
そのため兄弟のなかでもキルアのことを特に溺愛しており、甘やかしています。
戦闘スタイルについては変化系の念能力を扱っており、戦闘力が非常に高いです。
性格は冷静沈着で、超現実主義の性格。
冷静な性格でゾルディック家を支える大黒柱ということでしょう。
ゾルディック家母:キキョウ
キルアらの母であるキキョウは非常にヒステリックな性格の女性です。
キキョウの出身はゾルディック家ではなく「流星街」での出身であり、子孫を作りたかったゾルディック家としては身元不明なキキョウが都合がよかったのでしょう。
ゾルディック家のなかでも浮いた存在で、顔を包帯ぐるぐる巻きにした容姿にゴーグルをしています。
作中では素顔が登場していません。
謎が多く、外見内面ともに浮いた存在のキキョウですが、夫であるシルバとの関係性は良好な様子。
戦闘描写はあまり見られないものの、操作系の念能力で視覚操作を行っているようです。
子供たちに操作系能力者が多いのもキキョウの影響でしょうか。
ゾルディック家祖父:ゼノ
作中「キメラアント編」でも活躍を見せていた祖父のゼノ。
その実力は非常に高く、幻影旅団団長のクロロともそれなりに渡り合っている姿を見せていました。
またハンター協会会長であるネテロとも古い知り合いのようです。
戦闘については念能力が突出しており、「円」の最大半径はおよそ半径300メートルほど。
また変化系と放出系を組み合わせた「龍頭戯画」「牙突」「龍星群」などの技を使用します。
キメラアント編ではゼノとネテロの空から登場するシーンに圧倒されました…。
ゾルディック家曽祖父:ジグ
現時点で未登場でありながら、名前や顔、ゾルディック家の立ち位置だけ登場しているジグ。
キルアの曽祖父にあたります。
かつてネテロが暗黒大陸に足を踏み入れた際に同行していたメンバーのようです。
「ZZIGG ZAOLDYECK」この表記で「ジグ ゾルディック」と推測されている程度なので、まだまだ謎が多いキャラクターでしょう。
この先暗黒大陸編で謎が明かされるかもしれません…!
現時点でジグの生死は不明
情報があまり明かされていないキャラクターのため、暗黒大陸に行った際に死亡しているかもしれません。
しかし一方で、実力者揃いの暗殺一家「ゾルディック家」の一員であればどこかで鳴りを潜めている可能性もあるでしょう。
ゾルディック家高祖父:マハ
現在登場しているゾルディック家のなかでも最年長にあたるのがマハです。
こちらのキャラクターはネテロと同い年だと判明しています。
キルアの高祖父にあたる年齢で現役を続けていたネテロ会長もめちゃめちゃですよね。
マハについても高齢でありながら、ゾルディック家のすべてを統率する家長を務めています。
戦闘力についてはネテロに匹敵するほどの強さを誇っているようなので、必然的にゾルディック家最強であることは間違いないでしょう。
マハは強化系の念能力を扱い、ゾルディック家のなかでも少ない近接戦闘の達人です。
現在どのように行動しているのかは不明、今後の動向に注目したいキャラクターです。
マハがゾルディック家最強なのはわかりましたが、ほかの家族については誰が強いのでしょうか。
ゾルディック家の強さはほぼ年齢順?
おそらくゾルディック家の強さについては年齢が高い者ほど戦闘力が高いといえるでしょう。
前述したマハを筆頭にゼノ、シルバ、イルミ…と続いていくと思われます。
そのほか、消息不明のジグや、戦闘向きでないキキョウやミルキについては例外でしょう。
単純な戦闘力だけでなく、家族内の立場関係についても戦闘力が反映しているように思えます。
やはり戦闘で勝ち目のない相手には家族であれど歯向かえないということなのでしょうか。
あるいはゾルディック家の古くからの教育方針なのかもしれませんね。
「ゾルディック家 家系図」を検索する人がよく思う疑問4選
【ゾルディック家 家系図】まとめ
個性的なキャラクターの多いハンターハンターでも特に個性的な家族であるゾルディック家。
キャラが濃いだけでなく、実力者揃いのヤバい家族だということがわかりましたね。
また戦闘力などまだまだ気になる謎が多い家族なので、今後とも注目して作品を楽しむと良いでしょう。
冨樫先生は体調を見ながら休み休みでも物語を進めていってくださっているため、作品を振り返る時間が十分にあります。
これまでの作中でちりばめられた伏線や謎についても見逃さないように今一度、初めから読み返してみてはいかがでしょうか。
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