週刊少年ジャンプ黄金期を支え、現在でもバスケ漫画といえばこれ!といわれるほどの王道バスケ漫画である『スラムダンク』。
こちらの作品は1990年から1996年まで週刊少年ジャンプで連載されていました。
連載当初から30年以上たつ現在でもファンは多く、2022年には完全新作映画『THE FIRST SLAM DUNK』が公開され観客動員数10,882,776名、興行収入15,733,715,060円を記録するほどの大ヒットとなっています。
これは2023年12月時点で歴代興行収入ランキング13位という記録であり、いかにスラムダンクが人々に愛されている漫画であるかがわかるでしょう。
スラムダンクは昨今日本バスケットボールが盛り上がっていることにも確実に影響を与えていますよね!
そんなスラムダンクですが、主人公桜木花道をはじめとした湘北メンバーの最終話からその後の姿が気になっている方も多いでしょう。
この記事では湘北メンバーの最終話からその後、社会人になった姿までを公式の結末と絡めて考察していきます。
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スラムダンクその後は?公式でどこまで描かれている?
1990年~1996年までに連載されていた原作漫画では主人公桜木花道をはじめとした湘北メンバーの社会人になった姿は描かれていません。
また2022年に公開した映画についても彼らのその後を描いているわけではないので、社会人になった姿を映画で見ることもできないです。
ではそもそも、原作漫画『スラムダンク』ではどこまでを描き完結したのでしょうか。
原作最終話は高校生時点で終了
スラムダンクの原作最終話はインターハイ2回戦のシーンから始まります。
湘北高校は絶対王者『山王工業』と激突。
桜木の負傷などのアクシデントもありながら劇的勝利をおさめます。
その後3回戦に進み愛和学院と対戦しますが、桜木の負傷、山王戦で消耗してしまった湘北メンバーは大敗。
愛和学院戦については作中描かれることすらありませんでした。
インターハイから場面は変わり湘北バスケ部のその後が描かれます。
湘北バスケ部では3年である赤木と小暮が引退、新キャプテンに宮城、桜木はリハビリ療養をしていました。
湘北バスケ部各メンバーはインターハイ後以下の道に進んでいたようです。
3年生 | 赤木剛憲 | 部活引退 |
小暮公延 | 部活引退 | |
三井寿 | 選抜大会を目指し冬までバスケ部在籍 | |
2年生 | 宮城リョータ | 新キャプテン就任 |
1年生 | 桜木花道 | 山王戦での負傷をリハビリ療養中 |
流川楓 | 世代別全日本の選手になる |
原作最終話では彼らの高校時代のところまでしか描かれておらず、大人になった湘北メンバーがどんな社会人になったのかは判明していません。
ファンとしては社会人になった湘北メンバーがどんな姿になっているのか気になるところですよね!
特に花道や流川はNBA入りを果たしたのかなど妄想が広がります…!
【スラムダンク】最終話から10日後が描かれていた?
原作はこれからの湘北バスケ部がどんな姿になっていくか読者に想像させる展開で終了を迎えましたが、連載終了から8年後の2004年12月、3日間の限定企画で続編が描かれました。
こちらは当時廃校となった旧神奈川県立三崎高校の黒板に、作者『井上雄彦』先生が書き下ろした3日間限定のものです。
『スラムダンク一億冊感謝記念・ファイナルイベント』として行われたこの企画は、井上先生からファンに向けて「ありがとう」を伝えるべく行われました。
8年もの時を経て続編を描いてくれたことに当時ファンは大興奮だったことでしょう。
『あれから10日後』と題し、内容としては最終話から10日後の桜木花道をはじめとした主要メンバーの日常を描いたものでした。
廃校になった校舎の黒板23枚を使用した描きおろし漫画はファンの間で話題となり、後日フォトブック化もされました!
「あれから10日後」内容は?
旧神奈川県立三崎高校の黒板23枚をに書き下ろされた漫画は主人公桜木とヒロイン赤木晴子の手紙のシーンから始まります。
赤木の引退でスタメンの枠が空き必死にランニングする1年生。
スリーポイントの腕を磨いている三井。
ダイエットのためランニングをしている安西先生と彩子。
将来のため英語の学習をしている流川。
引退したもののバスケがしたくてたまらない、受験勉強中の赤木と小暮。
新キャプテンとしてリーダーシップを学ぶべく、本でリーダー論を学習し、鬼キャプテンを目指す宮城。
そのほかにも対戦してきたライバル校のその後などが少しづつ描かれており、ファンが見たかったさまざまのその後を見ることができました。
漫画の最後には再び桜木が病院にいる場面。
病室にいた少年や看護婦と会話をしていて、「NBAに必ず行く」と宣言する姿で締めくくられていました。
最後のシーンで看護婦の先生に「(NBAに)行けるの?」と聞かれ、花道が「何度も言わせんな、天才ですから」と締めくくっていたのが、作者である井上先生の最上級のファンサービスだなと感じました…!
公式で描かれたスラムダンクについてはこれが最後の漫画であり、それ以降続編はでていないためやはり大人になった姿までは見ることができないようです。
スラムダンク【湘北メンバー】が10年後社会人になったらどうなってた?
社会人になった湘北バスケ部のメンバーを公式で読むことはできませんが、仮に描かれていたとしたらどんな姿になっていたでしょう。
当時からすればNBAで活躍する日本人選手というのは非常にハードルの高いものでした。
現在では八村塁選手や渡辺雄太選手など実際にNBA選手として活躍している日本人選手もいるため、桜木や流川がNBA選手となり活躍している姿も当時以上に見てみたいという気持ちにさせられます。
桜木や流川のほかにも、湘北バスケ部のメンバーがどんな将来になっているか彼らの性格などから考察してみたいと思います。
赤木・小暮・三井の3年生メンバー
赤木と小暮についてはインターハイ後に引退してることからもわかるように、それぞれ進学、就職していくのではないかと予想します。
もちろんバスケに対する情熱も『あれから10日後』で見られているため社会人になってもバスケを趣味として続けていくでしょう。
赤木については就職先もバスケで選ぶ可能性もあり、そうなった場合は実業団でプレイしていくことも考えられます。
インターハイ後も引退せずバスケ部に残った三井については、大学進学ののち、大学卒業後にプロ入りすると予想できるでしょう。
プロ入り後は膝の影響で引退し、バスケと関連性のある職種に就くのだと思います。
宮城の将来は?
2022年に公開された劇場版でもメインに描かれ、映画終盤ではアメリカでバスケットボールをしていた宮城ですが、将来的にはどんな生活を送っているのでしょうか。
映画の最後で彼は元山王工業の沢北とアメリカで対峙しています。
このことから湘北高校バスケ部キャプテンを引退後、スラムダンク奨学金を利用し、アメリカに留学したのではないかと考察します。
将来的にはアメリカの大学でバスケットボールをし、ゆくゆくはNBAにも挑戦していくのでしょう。
そのなかで沢北とは同じ留学生としてライバル関係になっていくと思います。
低身長でありながらNBAに挑戦していく宮城の姿は、実在した元日本人NBAプレーヤー「田臥勇太」選手とも重なって見えますね!
桜木・流川の1年生メンバー
桜木と流川に関しては才能もさることながら、バスケへの情熱が人一倍高いことからプロ入りは間違いないでしょう。
湘北バスケ部を引退してもお互いをライバルのように意識し、「NBA選手になる」という目標を流川に先を越され、桜木が追うようにNBA入りしていくのではないでしょうか。
作中リハビリしていた桜木のけがについても高校在学中に回復し、バスケ部に復帰していくものだと思われます。
流川は英語の勉強を熱心にしていたことから、高校生の時点でアメリカでの活躍を視野に入れているようでした。
高校後すぐに渡米し、本場でバスケの経験を積むのではないでしょうか。
バスケの本場NBAで桜木対流川の勝負が行われる姿はスラムダンクファンであれば容易に想像できるでしょう。
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【スラムダンク】最終話のその後はどうなった?公式の結末から湘北メンバーの社会人後までを考察!:まとめ
いかがでしたか?
原作スラムダンクでは学生時点の湘北メンバーの姿までしか読むことはできませんでしたが、社会人になった彼らの活躍もファンであれば一度は想像を膨らませたことがあるでしょう。
バスケに青春をささげ、情熱的に戦った彼らであれば将来もバスケから離れることはなく生活を続けていくと思います。
スラムダンクファンであれば今後もNBAで活躍している日本人選手の姿を桜木と重ねて応援していってしまうでしょう。
スラムダンクをきっかけにNBAのみならずバスケットボールに注目していくと新たな発見や楽しみが増えるかもしれませんね!
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